フォークリフトのグリスアップは重要|ピーシーエス
本日のブログはフォークリフトのグリスアップの重要性についてお伝え致します。
まずグリスアップとはグリスをさす、注入する事を言います。
フォークリフトのグリスニップルと呼ばれる箇所に
グリスガンと呼ばれる工具でグリスを注入します。
こちらの工具がグリスガンです。
この様にしてグリスニップルが付いています。
こちらがフォークリフトのグリスアップ箇所です。
グリスとはなんなのか?
粘度が高い半固体状又は固体状にした潤滑油の事です。
半固体や固体と書きましたがエンジンオイルと一緒でグリスにも硬さの種類があります。
グリスの表記はJIS規格で定められたちょう度(硬さ)の番号で記されます。
000号 半流動状
00号 半流動状 軟
0号 半流動状又は軟質 ↑
1号 軟質 │
2号 中間 普通
3号 やや硬質 │
4号 硬質 ↓
5号 硬質又は固体 硬
6号 固体
一般的に使われるちょう度(硬さ)は2~3号です。
「フォークリフトはこまめにグリスアップをしましょう。」と言う言葉を
よく耳にすることがあると思います。
・なぜグリスアップをしないといけないのか?
・グリスアップをしないとどうなるのか?
上記の疑問点をご説明致します。
・なぜグリスアップをしないといけないのか?
・グリスアップをしないとどうなるのか?
グリスアップを行う箇所は金属と金属が接触する部分です。
金属同士の接触により摩耗、破損してしまいます。
グリスアップを行う事で金属の摩耗や破損を未然に防ぎます。
グリスアップをしないと金属部の部品が破損してしまい
作業中の事故や高額な修理になる場合があります。
フォークリフトをお使いになる工場や建築現場では
危険や余分な経費を未然に防ぐ重要な事です。
・フォークリフトを初めてメンテナンスされる方へ
エンジンオイル交換やタイヤの交換等、一言でフォークリフトのメンテナンス
と言っても色々とありますが、1番にやっておくべき事はグリスアップです。
「所詮、グリスアップでしょ?」と思う方もいると思いますが
フォークリフトにとってグリスアップはとても重要な事です。
フォークリフトは毎日使うお客様とあまり使わないお客様がいらっしゃいます。
グリスも消耗品なのでフォークリフトの稼働が多い場所では
使えば使うほどグリス切れを起こしやすく
こまめにグリスアップをしないと修理や事故の原因になります。
フォークリフトをあまり使わないお客様で
「最後にグリスアップしてから長期間フォークリフトを
使用してないからグリスアップしなくても大丈夫だろう」と、
思っている方がいるとしたら、それは間違いです。
長時間放置することで、グリスの成分が変わりグリスが固まってしまうことがあります。
そのうえフォークリフトのグリスアップをする箇所は
外からのゴミやホコリ等、不純物を付着させやすい箇所にあるので
汚いグリスのままでは性能が落ちてしまいグリス切れの原因となります。
フォークリフト不具合の一例をご紹介します。
フォークリフトのマストサポートと言われる箇所がグリス切れにより
摩耗しマストの動きが鈍くなりました。
原因はグリス切れによる部品の摩耗で、
もしもこの状態で作業を続けていたら部品が破損して事故に繋がる可能性がありました。
フォークリフトにとってグリスアップは欠かすことができない重要なメンテナンスです。
PCSではフォークリフトの年次検査、月例検査、修理等、事あるごとに
グリスアップを欠かさず行っております。
現場へ出向いてお客様のフォークリフトを修理するとき、
年次検査、月例検査のときもグリスアップを行っております。
仙台営業所では東北6県の青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島どこでも
フォークリフトの出張修理、年次検査を行い
お客様のフォークリフトをメンテナンス致します。
本日のブログは仙台営業所の大庭がお送りしました。