バッテリーフォークリフトの充電コードの点検について|ピーシーエス
バッテリーフォークリフトを使用する際には、
当然のことながらバッテリーの充電が必要になります。
今回は、そのときに使用する充電コードについてのご説明をしていきたいと思います。
充電コードは・・・
①充電用プラグ
②コード
③建屋用プラグ
で構成されていて通常3相200Vが主流となります。
※機種やバッテリー型式によって異なる場合もあります。
充電コードも、フォークリフトと同様に年数の経過による劣化や
使用状況による破損、焼損などが原因で不具合を起こす恐れがあるため、
部品の交換や修理が必要になることがあります。
異常のある充電コードをそのまま使用すると、
最悪の場合は火災、漏電、感電などを起こす恐れがあるので十分な注意が必要になります。
そのため、日々の点検を行うことをお勧め致します。
●充電コードの簡単な目視点検
充電用プラグ、建屋用プラグを目視により確認
充電用プラグ、建屋用プラグの焼損、破損がある場合は部品交換
コードを目視により確認
コードの露出、損傷がある場合はコードの修理もしくはコードの交換
充電用プラグ、建屋用プラグのカバーを外し断線、焼損等がないか目視により確認
断線、焼損がある場合は修理もしくは部品交換
この様に異常が確認された場合は、早急にプラグやコードを交換する必要があります。
充電用プラグを交換するときには、
相手側の車体充電コンセントも焼損している可能性が高いため、
同時に交換することをお勧め致します。
●充電コードの導通テスト
充電コードの中身は、緑色、白色、赤色、黒色の4本の配線に分れていますが、
デジタルテスター等を用いて1本1本色別に導通の有無を点検します。
●充電の作動確認
実際に充電コードを車体及び建屋に接続して正常に作動するかを確認する。
●トランス音の確認
トランス音(充電時に「ブ~ン」と鳴る音)が変化したり、
通常より音が小さい場合は、4本中1本の配線が断線している可能性があります。
この様な場合、充電は通常の様に作動してしまいますが、
バッテリーはほとんど充電が行われないという状態になります。
充電コード断線の多くの原因のひとつとして・・・
充電用プラグを抜く時に、コードの部分を引っ張って抜いてしまうことはありませんか?
この様な抜き方をすると、
コードの中の4本の配線が直接的に引っ張られて断線してしまいます。
充電用プラグ本体をしっかりもった状態で抜き差しすることで
断線を防ぐことができます。
最近では・・・
この様な断線を防ぐために「平型グリップハンドル」という便利なアイテムもございます。
「平型グリップハンドル」は、泰和電器製の平型充電用プラグのみ対応可能になります。
ネジ止め式で後付け可能のため簡単に取付ることができます。
これを装着すれば充電用プラグをしっかり握ることができ、
抜き差しも容易になり、断線も軽減することができます。
以上の項目に注意し安全第一で正しい充電コードの取り扱いをしていきましょう!!
その他のことでも・・・
フォークリフトのことでお困りの際は何でもお気軽にピー・シー・エスまでお問い合わせ下さい。
親切、丁寧なスタッフが対応致します。
本日のブログは、中性脂肪撲滅キャンペーン中の
本社サービス出張班の岡田がお届け致しました。