クレーンアームの使い方&クレーンアームの脱着方法
ピー・シー・エスではクレーンアームというアタッチメントを保有しています。
そこで今回はクレーンアームの使用方法と
クレーンアームの脱着方法を説明したいと思います。
【クレーンアームとは】
*本体重量 1.0t系:約100㎏、2.0t系:約160㎏、4.0t系:約300㎏
通常のフォークリフトに取り付けられているフォーク(ツメ)を取り外し、
フォーク(ツメ)を装着していた部分(フォークレール)にフォーク(ツメ)の代わりに
取り付けることができるアタッチメントのひとつです。
普段使用しているフォークリフトにクレーンアームを取り付けることで、
荷物を吊り上げることができるようになります。
付け替えも可能ですので、クレーンアームを使用しないときには
クレーンアームを外して、フォーク(ツメ)を付け直すことで、
通常のフォークリフトとして使うことができます。
パレットの敷かれていない袋物や、
パレットの周囲にフォーク(ツメ)を差し込むことのできるスペースが無いなどの、
通常のフォークリフトでは荷役運搬できない荷物を
吊り上げて運搬をすることができます。
【クレーンアームを使う利点とは】
①小回りが利くフォークリフトならではの小回りの良さのおかげで
移動式クレーンでは作業が難しい
狭いスペースでも吊り上げ作業をすることができます。
②クレーンアームを装着したフォークリフトは法の上では、
クレーンではなくフォークリフトとしてあつかわれます。
あくまでも、フォークリフトのアタッチメントなので
「フォークリフトの運転資格はあるが、クレーン車の運転資格はない」
という方でもフォークリフトとクレーンアームがあれば
荷物の荷役作業をすることができます。
【クレーンアームの脱着方法】
①クレーンアームをユニックや他のクレーンで吊って立たせる(吊位置下図参照)
クレーンで吊らなくても数人でクレーンアームを持ち上げて立たせる事ができます。
※1:慣れていれば、一人でも立てる事ができます。
②クレーンアームの上部フックを、フォークレール上段に引っ掛ける。
③クレーンアームの下部フックを、フォークレール下部の中心にある切り欠きにはめる
※2:フォークレールの下部の中心にある切り欠きにはめる時は
フォークレールをあまり高く上げないで、
クレーンアームの先端を一人が上げると上手くはめる事ができます。
④切り欠きにクレーンアームの下部フックが入ったら
クレーンアームを左へスライドさせて、中心付近に来たら
ストッパーピンで位置を固定します。
注意:必ずストッパーピンで固定をして下さい。
クレーンアームを外す時は逆の手順で行います。
今回のブログは本社サービス一課 吉川がお伝えしました。