バッテリーフォークリフトについてのまとめ

出張先などでお客様から良く質問されるワードのひとつが
「バッテリーフォークリフトってどうなの?」という質問を多く耳にしますが、
なかなか一言ではいい表せません・・・

そこで!!

今回はバッテリーフォークリフトについて、いろいろとまとめてみました。
バッテリー式フォークリフトとエンジン式フォークリフトを比較した場合

バッテリーフォークリフトのメリットは?

○同じ時間使用した場合、エンジン式フォークリフトの燃料代に比べ、
 バッテリー式フォークリフトの充電にかかる電気代は、約1/6なので圧倒的にコストが安くなります。

○一般的に構造がシンプルなため、機械的な故障の可能性が少ない。

○エンジンによる騒音や排気ガスの心配がないため、室内や倉庫内でも安心して使用できる。

○環境にやさしい。

などです。

バッテリーフォークリフトのデメリットは?

●購入金額が、一般的にエンジン式フォークリフトに比べ2割ほど割高である。

●充電設備の設置が必要。

●充電中は使用できない。

●定期的に高額なバッテリー交換が必要になる。

●大型のバッテリー式フォークリフトとなると、どのメーカーもカタログ上は
 最大でも8.5tまでとなるので、かなり選択肢が狭まります。

 ※主な理由はコストが大幅にかかり価格も倍以上になること、
  屋外での使用がメインになる為、需要が少ないことなどです。

などです。

このようにメリット、デメリットをふまえるとやはり使用環境や使用状況に応じて
適切な種類、仕様のフォークリフトを選択する必要があります。

みなさんご存知の通り、バッテリーフォークリフトに搭載されているバッテリーは、
自動車用バッテリーとは違い非常に大きくて、重たくて、大変高価な代物です。

一般的にバッテリーの寿命も1200サイクル(1回放電1回充電=1サイクル)
約4年~5年といわれており意外と短命です。

そんな大切なバッテリーを1日でも長持ちさせるためには、日頃のメンテナンスと
バッテリーの充電について正しく理解し使用することが、とても重要になってきます。
バッテリーの日頃のメンテナンスと充電方法について下記の項目に注意して下さい。

○バッテリー液の量を適正量に常に保つこと。(精製水を必ず使用して下さい)

○バッテリー本体の表面を常に清潔に保つこと。(汚れていると自然放電の量が増加します)

○バッテリーの比重が適正でありバラツキがないことと液濁りがないことを比重計により確認する。

○バッテリーを過放電状態で充電せずに長時間放置しないこと。
 サルフェ―ション(白い粉の様な物が発生する現象)を起こします。

○バッテリーを過充電しないこと。(一般的に75%放電時に充電することが理想といわれております)

フォークリフトバッテリー

○バッテリーの比重、電圧にバラツキが出始めたときに均等充電を行う。

※最近の機種では、自動で均等充電が設定されるタイプもあるので、
ご使用前に必ず取扱い説明書をご確認ください。

以上の項目に注意して頂くことで、フォークリフトのバッテリーの寿命は必ず伸びます。

ピー・シー・エスではフォークリフトのバッテリーの無料診断も実施しております。

最近、フォークリフトのバッテリーの持ちが悪い、バッテリー充電時に異臭がするなど、
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

本日のブログは本社サービス出張班の岡田がお届け致しました。

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