フォークリフトの安全を確保するために

フォークリフトをお使いの方なら、誰しも一度は「ヒヤッ」とした
不安全な経験はありませんか?
ヒヤッとした原因については色々あると思いますが、一番気を付けなくては
いけないこと、それは人身事故ではないでしょうか?

フォークリフトは機動性に優れ、たいへん便利な物流機械である反面、
常に事故と隣り合わせであると言っても過言ではありません。

特にフォークリフトを複数台数お持ちの事業主様なら、そこで働く
従業員の方々の安全について、いつも気を配られているのではないでしょうか?

では、フォークリフトを安全に使用するうえで、もっとも重要なこととは
なんでしょうか?
それは「フォークリフトの運転は資格者以外絶対に行わないこと」です。
当たり前のように思われるかもしれませんが、この様な基本的な安全が
守られていないケースがまだまだあるようです。

平成28年7月、和歌山県のとある会社で起きた事故で
無資格者が運転するフォークリフトと男性従業員が衝突し
左足を骨折するというニュースがありました。

このようなニュースを聞くとゾッとしますね。
そしてさらなるフォークリフトの安全を考えるうえで一つの事例をご紹介させていただきます。

近年バッテリーフォークリフトの需要が高まるにつれて、バッテリーフォークリフト
特有のあることが原因で、人身事故につながるケースが増えているそうです。

それはエンジン式フォークリフトと比べ、走行荷役時の音が圧倒的に小さいこと。
つまり、フォークリフトの周辺で作業されている方が、その静けさからフォークリフトの
存在に気付かず、フォークリフトと人が接触してしまう事故が増えているそうです。

バッテリーフォークリフトの場合、フォークリフトの存在をアピールし
周囲に認識してもらうことが安全への近道かもしれません。

現在販売されているフォークリフトのほとんどには、安全のためにバック走行時のみ
ブザーを鳴らす装置が標準装備されています。
これはオペレーターが周囲を確認しずらいバック走行時にブザーを鳴らし、
周囲にフォークリフトの存在をアピールする目的があります。

さらに安全を追及するお客様の中には、視覚でもフォークリフトの存在をアピールするために、
回転式警告灯を装着したり、またバック走行時のみならず、
走行中常にブザーが鳴る仕様にされている方も多くいらっしゃるようです。

そんな中、私の古くからお付き合いのあるお客様に、安全についてこんなご相談を受けました。
「安全のために、常にフォークリフトのブザーを鳴らすのはいいけど、
 屋外でフォークリフトの作業する場合はブザー音が近隣住民のご迷惑になるし、
 工場内で作業する場合、機械の音が大きくてブザー音がかき消されてしまうんだよ。」
つまり、ブザー音を屋外では小さく、屋内や工場内では大きくしたいというご要望でした。

そこでご提案させていただいたのが、手元でブザー音量の調整ができるブザーへの交換でした。
そして先日、ブザー音量調整機能付きのブザーへの交換を実施させていただき、お客様にも
大変ご満足してもらえ、安全のためのお役に立つことができました。

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ピーシーエスはフォークリフトのレンタル、中古車買取販売、点検修理のみならず
一つでも多くの「ヒヤッ」を少なくできるように、お客様のフォークリフトに関する
安全のお役にも立ちたいと考えております。

本日のブログは本社営業の内藤がお届けしました。

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