フォークリフトのクラッチが切れないそんな時は

私は主にお客様の元にお伺いしてフォークリフトの点検や修理を行っているのですが
今回のブログではマニュアル式のフォークリフトでクラッチを踏んでもギヤが入らないとご連絡を頂いたお客様のフォークリフトの修理事例をご紹介いたします。

今回修理を実施した車両はトヨタ製のマニュアル式フォークリフトです。
クラッチを切るという仕事をしている部品は主にマスターシリンダーと
レリーズシリンダーという部品であり、この二つのどちらかでも故障してしまうと
クラッチペダルを踏んでもクラッチが切れないという不具合が起きてしまいます。

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まずは車体からクラッチのマスターシリンダーとレリーズシリンダーを取り外します。
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forklift-clutch-repair-release-cylinder

取り外しましたら分解して中に入っているシールキットを取り出して確認します。
クラッチマスターシリンダー及びレリーズシリンダーのゴム製のピストンカップに
萎縮と変形がありました。これではしっかりと油圧を送ることも、作動することもできませんね。
続いてシリンダーの中をシリンダーポリッシャを使って掃除してサビや汚れを取り除きます。
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forklift-clutch-repair-cylinder-seals
forklift-clutch-repair-new-seal-kits
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シリンダー内部がきれいになりましたら新品のシールキットを組み付けて
車体に元通りに取り付けます。
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forklift-clutch-repair-put-cylinder-back
forklift-clutch-repair-put-release-cylinder-back

取り付けましたらクラッチフルードを入れてエア抜きをして
試運転をして問題なくクラッチが切れるようになりましたので作業完了です。

今回はフォークリフトに違和感が出てから直ぐにご連絡をいただき修理を実施したので
クラッチペダルを踏んでもフォークリフトが止まらずにぶつけてしまったといった大きな事故を未然に防ぐことができました。
こういった事故やトラブルを未然に防ぐためには定期的な点検が大切だと思います。
一年ごとに行う特定自主検査(年次検査)、一月ごとに行う定期自主検査(月次検査)を行いフォークリフトの状態を把握することが、安全な日々の運行につながります

ピー・シー・エスではフォークリフトの修理はもちろん、
有資格者による定期自主検査特定自主検査もお受けしています。

・「そういえば買ってからフォークリフトの点検をしていないなぁ」
・「フォークリフトを預けなくても定期自主検査はできるのかな?」

などフォークリフトについてご不明な事がありましたら、フォークリフトの
スペシャリスト、ピー・シー・エスまでお気軽にご相談ください。
お客様のフォークリフトのお悩みを解決します!

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ピーシーエス株式会社 埼玉営業所 渡邊修也 今回のブログは、
先日とうとう30代に突入した埼玉出張サービス班の渡邊がお届けいたしました。