エンジンフォークリフトの修理事例 – イグニッションコイル編
皆様、フォークリフトの調子はどうでしょうか?
季節も、秋を通り越して、もう冬?と感じるほど気温が下がってまいりました。
規則正しい生活リズム、バランスの良い食生活、十分な睡眠やリラックスした心と体調管理が普段以上に大事になってきますね。
さて人間同様、
エンジンフォークリフトもこの時期調子を崩しやすいんです…というのが今回のお話です。
フォークリフトの不調の中で最も一般的なのもはバッテリー上がりです。
やはりこの時期、突然のエンジンがかからなくなった!といった修理が増えてきます。
バッテリー上がりの予防策はこちらでご確認いただけます!
バッテリーは元気だけどやっぱりエンジンがかからないんだよ…という方のために先日あった事例を一つご紹介いたします。
フォークリフトのエンジンがかかりづらい…
フォークリフトのエンジンがかかっても数秒後に止まってしまう…
とのことで故障探究のご依頼をいただきました。
対象となるフォークリフトは日産 EBT-P1F2 2.5トン ガソリン(LPG)併用フォークリフト。
使用環境は工場内での商品の移動です。
早速お伺いしてフォークリフトを確認してみると、確かにエンジンがかかりにくく、かかってもしばらくしたら止まってしまう状態でした。
ではフォークリフトの故障探究に取り掛かりましょう!
・まずは先ほどもご紹介したバッテリーの点検から
バッテリー電圧12.7V
バッテリー比重1.27
バッテリー充電電圧14.20V
→ 問題なし
・次に燃料周りの点検
燃料配管つまり清掃
→ 水、錆びの混入なし
・ならば点火系統の点検
スパークプラグ4本中2本焼け具合不良
イグニッションコイル4本中2本点火不良
→ …
【結論】
今回のケースではイグニッションの不良が原因でした。
また1本づつ点検した結果、4本中2本が不良となっていました。
イグニッションコイルは常に高温と振動にさらされて、大きな負担がかかっています。
ということで、今回のケースは
イグニッションコイルの交換で無事症状が完治いたしました。
イグニッションコイルのトラブルでは今回のように
エンジンがかかりにくい、アイドリングが安定しない、エンジンの回転が上がりにくいなどバッテリーの弱体と似た症状が見受けられることがあります。
敏感な人であれば普段より振動が強くなったと感じることで初期に気付けるとも言われています。
自分である程度メンテナンスができる方、バッテリーは大丈夫なのに…と思ったら次にここを疑ってみてはいかがでしょうか?
フォークリフトの修理・メンテナンスに関して何かお困りのことがありましたら
経験豊富なメカニックが多数在籍しているピーシーエスまでお気軽にお問合せ下さい。
本日のブログは、 神奈川営業所の髙村がお届け致しました。 |