リーチフォークリフトのタイヤ交換について

物流倉庫や工場などの限られた敷地を有効に活用するために、
無くてはならないフォークリフトといえば?
そうです!リーチフォークリフトです!!

カウンターフォークリフトに比べ、リーチフォークリフトの回転半径は圧倒的に小さく、
狭い倉庫や工場の中をきびきび軽快に走るその姿は、フィギュアスケートの羽生結弦選手にも
引けを取らないのでないでしょうか(笑)

しかし、リーチフォークリフトを使用されているかたのなかには、こんな不満を抱えている
人もいるのではないでしょうか?
「ロードタイヤに比べて、ドライブタイヤとキャスタータイヤの摩耗するスピードが早すぎる!!」

たしかにカウンターフォークリフトでもフロントタイヤ(前輪)に比べ、リヤタイヤ(後輪)の
摩耗の方が早く感じませんか?

リーチフォークリフトのドライブタイヤとキャスタータイヤ、
カウンターフォークリフトのリヤタイヤに共通していること・・・
それは、舵を取る車輪だということです。
フォークリフトは回転半径を小さくする為、リーチフォークリフトの場合はロードタイヤ、
カウンターフォークリフトの場合はフロントタイヤを軸とし回転します。
その際、軸となる車輪はほとんど転がりませんが、舵を取る車輪は転がります。
その差がタイヤの摩耗の早さに影響を及ぼしているのです。

弊社のお得意様である、関西に本社を置き関東にも多数のお店を構える某ホームセンターは
リーチフォークリフトを数多く保有されており、半年に一度は、
ドライブタイヤとキャスタータイヤをセットで交換されていました。
稼働時間が多いのである程度、消耗品にかかる経費には目をつぶられていたようですが、ある時
「もう少しタイヤ交換の時期を長くして、コストを抑えられないかなぁ?」とご相談をいただきました。

国産の高価な黒ゴムタイヤを使用すれば、現状より少しは交換時期を延ばすことはできますが、
1回のタイヤ交換にかかる費用と比較するとかえって経費がかかってしまいます。

そこで現状、黒ゴムタイヤを使用されていましたが、これをウレタンタイヤに替えたところ
交換時期が約2~3ヶ月も長くなりました。
もちろんお客様の稼働時間や路面の状況により異なります。

通常ドライブタイヤで比較すると、ウレタンタイヤは黒ゴムタイヤに比べ、部品代が倍近くします。
しかし、弊社で取り扱っている、安価で高性能な海外製のウレタンタイヤを使用することで、
国産黒ゴムタイヤを使用するよりも圧倒的にコストを抑え、タイヤの交換時期も長くすることを
実現しました!!

ウレタンタイヤはゴム製のタイヤに比べ、耐摩耗性に優れ、カーボンを含まないため、
路面にタイヤ痕を残しにくいという特性がある反面、クッション性とグリップ力に乏しく、
濡れた路面では滑りやすいという一面もあるため、すべてのお客様にお勧めできるわけでは
ありません。

ピーシーエスはお客様のご要望を良く聞き、お客様に最適な商品・サービスをご提案できるよう
日々取り組んでおります。

フォークリフトでなにかお困りのことがあればぜひご相談下さい。

本日のブログは本社営業の内藤がお届けしました。

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