フォークリフトの灯火装置は点灯していますか?
フォークリフトも自動車と同じでいろいろな灯火装置を装備しています。
今回は、運転・操作を行なっていると分かりづらい
制動の灯火装置についてお話をしたいと思います。
自動車によっては、制動の灯火装置が不灯になると
メーターのインジゲータランプ(警告灯)で
お知らせしてくれる便利な機能が装着されている車種もあります。
フォークリフトもこの装置が付いていれば
分かりやすいと思いますが、付いていません。
周りの人が気づいてくれるか、自分でブレーキペダルを踏みながら
手を当てて確認するかしなければ分かりません。
しかも使用する前に、点検を行なったからといって安心してはいけません。
使用している最中に電球のフィラメント(画像ご参照)が断線してしまったり、
電装品なので配線等の不具合によって不灯になることもあります。
今回は、よくある電球のフィラメントが切れてしまったことを想定して
ストップランプバルブの交換方法をご紹介したいと思います。
車種:トヨタ 8FD を見本にしたいと思います。
①フォークリフトを平坦な場所に停車します。
その際、エンジン停止とパーキングブレーキを作動させてください。
(安全の為、輪留めも行なうと良いと思います。)
②制動の灯火装置は車種により異なりますが高い位置にあるので
脚立などの踏み台を用意すると目線が合うので交換を行なうのが楽になります。
③灯火装置を見てみると・・・
右から黄色、赤色、白色と並んでいます。
ご存知の方がいらしゃると思いますが・・・
右からウィンカーランプ、テール&ストップランプ、 バックランプとなります。
(バックランプは車種により片側のみの場合があります。)
更によく見てみると・・・
レンズの端にボルト(ネジ)があります。このボルトを外すとレンズが外れます。
※ウィンカーランプとストップランプのレンズが重なっているので
両方外さないと取れない場合があります。
レンズが外れるとバルブが見えてきました。
交換する新しいバルブが手元にあると分かりますが、
バルブのソケット部分にポツポツとでっぱりが2つあるのが分かります。
このでっぱりは、バルブを固定するためのロック機能になります。
バルブを外したいときは、ロックの解除を行なえば外れます。
解除方法は、バルブを反時計回りに回せば外れます。
取付は・・・逆に行います。
※バルブ点灯直後に交換を行なうと熱を持っているので手袋を使用すると安全です。
車種によりバルブの構造が違う場合もありますのでご注意ください。
バルブの種類もありますので同じものを使用して下さい。
(違う物を使用すると明るさや点灯しない場合があります。)
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今回は、久々に緊張しながらサッカーの副審を行なった
埼玉営業所 瀬川がお伝えしました。