冷却水温を気にしていますか?

皆さんはフォークリフトの運転をしている時に、
冷却水温を確認していますか?

冷却水温の上昇がいつもより遅かったり、上がり過ぎたりしてしまうと
エンジンの暖機や冷却がうまくされていない可能性があります。
エンジンも人間と同じで、冷え過ぎても熱すぎても良くないのです。

フォークリフトや自動車などの冷却装置はエンジンが回っている間は
ウォーターポンプで冷却水を循環し、
冷却水の温度が82℃を超えると、サーモスタットが開き始め
ラジエーターに冷却水を循環させてエンジンを冷やそうとし、
温度を82℃未満の場合はサーモスタットを閉じて、
エンジンの温度を常に一定の温度に保つ為に必要不可欠な部品です!!

・サーモスタット
⇒ラジエーターへ流す冷却水の温度によって開閉し、
その温度を適温に保つための自動調節器の役目をしています。

※一般的なサーモスタットの開弁温度…基準値 80.5~83.5℃
全開温度…基準値 95℃

サーモスタットの中にも開弁温度…基準値 65~70℃
全開温度…基準値 80℃ があります。
サーモスタット自体に開弁温度が記載されていますので確認してみて下さい。

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サーモスタットの不具合に起きる代表的な故障原因である
オーバーヒート・オーバークールについてご紹介します。

①オーバーヒート
⇒閉じている状態で壊れると(固着してしまうと)、
ラジエーターへの水路が開かない為、
冷却水の放熱が出来ずにエンジンの温度が冷やせなくってしまい
オーバーヒートの原因になります。

②オーバークール
⇒開いている状態で壊れると、水温がなかなか上がらずに
暖気に異常に時間がかかってしまい、
爆発・燃焼の熱を冷却水が吸収する事でエンジンの温度上昇を防ぐことができますが、
温められた冷却水はラジエーターへの水路が
常に開いていることから外気によって冷やされ、
エンジンが温まらずオーバークールの原因になります。

また、冷却装置に使われている冷却水(クーラント)は
不凍液という冬場でも凍らない特殊な液が使われていまして、
水道水と混ぜて使用しますが地域によってその濃度が変わります!!

・神奈川県辺りなら冷却水の濃度が20%、外気温が‐10℃弱

・東北地方など寒い地方では濃度が60%、外気温が‐50℃まで対応しています。

冷却水の濃度が濃くなると沸点が低くなってしまうので
オーバーヒートしやすくなりますので
自分がどこに住んでいるかによって決まります。注意して下さいね!!

お客様の冷却水の濃度は大丈夫でしょうか?
水温計が上がらなくそのままの状態で運転などしていないでしょうか?
そのまま放置せずに少しでもお困りな方は
お気軽にピー・シー・エスまでご連絡下さい!!

本日のブログは本社サービス一課の
「津久井の絶景をこよなく愛する」フナッシーこと、船橋がお届けしました!!

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