フォークリフトのキー(鍵)はスムーズに回りますか?

皆さま毎日ご使用されているフォークリフトを始動させたり
停止させる為にキー(鍵)を回すと思います(ОN・ОFFにする)

が、こんな症状はありませんか?

「キー(鍵)が途中で引っ掛かり奥まで差し込み難い」
「キー(鍵)が引っ掛かり回し難い」
「キー(鍵)がОNになっているのにキー(鍵)が抜けてしまう」
「キー(鍵)がОFFでも抜け難い」

もしもこのような症状が出ているようでしたら、
キー(鍵)とキーシリンダーを点検することが必要になります。
実際に上記のような症状が出ている車両でみていきます。

先ずは、キー(鍵)を確認します。

①角が無くなりかなり丸くなってしまっています。\(◎o◎)/!
当然ですが抜き差しをするので少しずつ擦れ丸くなってしまいます。

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②曲がってしまっています。\(◎o◎)/!
原因としては、抜き差し回しで負荷が掛かっての金属疲労によるもの
またはキーシリンダー内の動きが悪く
無理に回そうとすることでのキー(鍵)への負担
※そのまま使用しているとキー(鍵)が折れてしまう恐れがあります。

最悪キーシリンダー内に折れたキー(鍵)が残ってしまい
取り出しが困難となりキーシリンダー交換となるケースもあります。

画像2

今回このキー(鍵)では交換は必須となります!(T_T)

次にキーシリンダーを確認します。
中の動きを確認するため、新品状態のスペアキー(予備の鍵)を使用して
差し込みや回し具合、キー(鍵)ОNで抜けないかを確認します。

問題が無ければキー(鍵)を新しいものに取り換え、
点検作業終了!となります。ヽ(^o^)丿

※同じことが起きても直ぐに対応出来るように、
新たにスペアキー(予備の鍵)を作製しておくことを
お勧めいたします。(^O^)/

まだ差し込みや回し具合が悪い場合は、
キーシリンダー内の清掃(エアブロー)や
潤滑剤を使用し再度確認を行います。

問題が無ければキー(鍵)を新しいものに取り換え、
点検作業終了!となります。ヽ(^o^)丿

※潤滑剤は、あまり吹きかけ過ぎないように注意しましょう。
液だれやキー(鍵)を抜いた時に潤滑剤が
ベットリついてくることがあります。

今回はこれでも症状が治らなかったので
キーシリンダーごと新品に交換することになりました。(T_T)

新品に交換し作動バッチリです!完了!ヽ(^o^)丿

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フォークリフトは、倉庫内の他にも建築・工事現場など
屋外で使用されるケースも多いと思います。

当然、雨に濡れることや砂埃が入るといったことで
錆や潤滑剤の渇きなどの原因となるケースがありますので、
なんか最近おかしいな?と気になっていましたら
ちょっと、キー(鍵)を見て見てください。
丸くなっていたり錆の液が付いていたら要注意です。

キーシリンダーの交換作業は車種によって様々ですが、
電装部品や配線をコネクターから切り離す作業があったり
パーキングブレーキのパーツ一部を外すことや
フロント周りのパネル類を外す作業もありますので、
何かお困りのことがありましたらいつでもご相談ください。
お電話お待ちしております。

本日のブログは、本社サービス一課
「特別なしゃっくりでその場を和ます」 山口がお届けしました。

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