整備士によるボルト・ナットの締付

ボルト・ナットの締付と一言でいうと
「ねじを締めるだけでしょ!?」などと簡単に思われがちなことですが

じつは、ボルト・ナットの締付というのは、
本来、非常に「難しく」「重要で」「とても奥の深い」作業になります。

釣り(フィッシング)は
「ヘラに始まり、ヘラに終わる」という言葉がありますが

整備士(メカニック)は
「ボルト・ナット締めに始まり、ボルト ナット締めに終わる」
と言っても良いくらい奥の深い作業になります。

みなさんはご存じでしょうか?

整備士の手というのは、
ある程度のボルト・ナットの締付トルクを記憶しております。
これを「手ルクレンチ」などと呼ぶ人もおります。

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整備士は、さらにボルト・ナットの
「大きさ」「硬さ」「材質」「構造」等を見極めたうえで、
ボルト・ナットの締付を行います。

誤ったボルト・ナットの締付を行うと、
破損、緩み、漏れなどの原因に繋がります。

コミックの世界では「湾岸ミッ○ナイト」に登場する
地獄のチューナー北○ 淳が、組む車はスピードの代償として
危険がつきまとうと言われております。

極端なことを言うと、このように組む人間によって
性能までをも左右することがあると言うことになります。

ただし、整備士といえども重要な箇所については、
ボルト・ナットを手締めではなく
メーカーの基準値をもとに「トルクレンチ」という工具を用いて、
ボルト・ナットの締付を行います。

「トルクレンチ」の大きさは、さまざまでボルト・ナットの大きさや
締付トルクの大きさによって使い分けをします。

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代表的なものでいうと・・・

例えば、回転物であるホイールナットです。

ホイールナットは、対角線上に仮締を行い、
最後に同じく対角線上に規定値でトルクレンチにより本締を行います。

(これは、ホイールのセンターを出すことにより
ホイールナットを均等に締めて出来るだけ緩みを少なくするためです)

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他には、エンジンのシリンダーヘッドボルトやオイル、
水回り関係などの漏れる恐れがあるものや、
メーカーによって特殊な部品を使用しているものなどです。

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基本的にはボルト・ナットを均等に締め付けることと
部品の破損を防ぐことを目的として使用します。

フォークリフトに限らず、ほとんどの機械は
ボルト・ナット締めで構成されております。

当然のことながらメンテナンスを怠ると、
必ずボルト・ナットに緩みが生じます。

「マッチ一本火事のもと」と同様に
「ボルト・ナットの緩み一本大事故のもと」です。

ピー・シー・エスには、自動車整備士、産業車両整備技能士などの
国家資格取得者が、多数在籍しております。

フォークリフトのことでお困りの際は、何でもお気軽にお問合せ下さい。

本日のブログは、本社サービス二課出張班の岡田がお届け致しました。

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