フォークリフトの爪の点検してますか?
皆さんフォークリフトの爪の点検はしていますか?
突然、フォークリフトの爪と言われても、鉄の塊にしか見えないので
どのように点検して良いのか、わからない方が、多いのではないでしょうか?
今日はフォークリフトの爪について、詳しくご紹介いたします!
フォークリフトは年に1度、特定自主検査を受けなければいけないのは
皆さん、ご存知でしょうか?
その特定自主検査の検査項目に、フォークリフトの爪も点検することが決まっております。
★検査内容は次の通りです。
①止めピン部分
止めピンが変形していないか?き裂や摩耗がなくしっかりとロックするかを点検します。
②爪先端部分
爪先端部分に曲りや開き、段差がないかを点検します。
③爪の根元部分
爪の根元部分が摩耗して薄くなっていないか厚さをはかり、き裂が入っていないかを点検します。
④アッパーフックとロアフック部分
アッパーフックとロアフックにき裂や摩耗がないかを点検します。
上記の検査部分を、目視や触診により異常がないかを点検しますが
き裂に関しては、目でみてわかりにくいために、次のように点検をしております。
①綺麗に清掃をして、軽く塗装をはがします。
②浸透液をかけて、5分~10分位待ちます。
③浸透液をウエスで綺麗に拭き取ります。
④現象液をかけて、乾燥するまで待ちます。
き裂があれば浸透液(赤色)が浮き上がってくるので、一目でわかります。
突然、荷物を運んでいて爪が折れたり、外れたりしたら大事故に繋がりかねないですよね!
フォークリフトの爪は頑丈そうなので、簡単に曲がったり折れたりしないと思われがちですが
長年使用しているうちに、こすれて摩耗したり、荷物の衝撃でき裂が入っていたりするので
年に1度の特定自主検査を受けて、爪の点検も忘れずに行いましょう。
フォークリフトの爪は、荷物を積載する時に十分な強度を必要とする為に
労働安全衛生法の規定に基づいてフォークリフト構造規格第8条にこう規定されております。
爪の静的強度の安全係数は、基準荷重中心とこれに対応する最大荷重に対して
使用材料の降伏点において3以上でなければならない。
これは、最大荷重に対して、3倍以上の安全性があることを示しています。
フォークリフトの爪も使用頻度や摩耗度合いによっては交換しないといけません。
ピーシーエスでは、爪やサヤの単品販売も行っております。
フォークリフトのことで困ったことがあれば、遠慮なくご相談下さい。
本日のブログは仙台営業所の水梨がお届けしました。