フォークリフトのアタッチメント、クレーンアームについて

クレーンアームとは、通常のフォークリフトに取り付けられているフォーク(ツメ)を取り外し、
フォーク(ツメ)を装着していた部分(フォークレール)に
フォーク(ツメ)の代わりに取り付けることができるアタッチメントのひとつです。

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普段使用しているフォークリフトにクレーンアームを取り付けることで、
荷物を持ち上げるのではなく、荷物を吊り上げることができるようになります。
付け替えも可能ですので、未使用時にはクレーンアームを外し、
フォーク(ツメ)を付け直すことで、再び通常のフォークリフトとして使う事も出来ます。

パレットの敷かれていない袋物や、
パレットの周囲にフォーク(ツメ)を差し込むことのできるスペースが無いなどの、
通常のフォークリフトでは荷役運搬できない荷物を、
動力のある装置でそれなりの距離を移動させたいという場合、
トラッククレーンなどの移動式クレーンではなく、
あえてこのクレーンアームフォークリフトを使う利点がいくつかあります。

①小回りが利く
フォークリフトならではの小回りの良さのおかげで
移動式クレーンでは困難だった、狭いスペースでの揚貨作業をすることが出来ます。
また、狭いスペースで使用できるクレーンは動力が人力であるものが多いので、
それをエンジンやモーターの力でスムーズに移動することが出来るようになります。

②運転資格
クレーンアームを装着したフォークリフトは法の上では、
クレーンではなくフォークリフトとしてあつかわれます。
あくまで、フォークリフトのアタッチメントなので
「フォークリフトの運転資格はあるが、クレーン車の運転資格はない」
という状況でもフォークリフトとクレーンアームがあれば
荷物の揚貨作業をすることが出来ます。

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クレーンアームはフォークリフトのアタッチメントとして同じ用途の簡易フックに比べて、
フォーク(ツメ)そのものではなくフォークレールに取り付けるので、付け替えには手間がかかりますが、
アタッチメントの耐久力やフォーク(ツメ)へのダメージ、吊り上げることが出来る高さなど、
本格的に揚貨作業をする場合には簡易フックではなくクレーンアームをお勧めします。

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(フォーク(ツメ)に直接ワイヤーを掛けて運搬しようとすると、吊り荷が落下したり、
吊り荷が揺れてフォークリフトの挙動が不安定になるなど、とても危険ですので、ご注意ください。)

また、ピー・シー・エスのホームページでは実際にフォークリフトに装着されたクレーンアームが
どのように動くかを動画で公開しています。是非ご覧ください。

アタッチメント

今回紹介したクレーンアームのアタッチメントはピー・シー・エスでは大好評レンタル中です。
興味のある方は是非お気軽にお問い合わせください。