フォークリフトの修理を減らすコツ|ピーシーエス

皆さまはフォークリフトの修理が多くてお困りではありませんか?
フォークリフトが急に故障すると作業が止まってしまい大変困りますよね!!

そんなフォークリフトの修理を少しでも減らせるように
ポイントを過去の修理事例に沿ってご紹介致します。

☆グリスアップに関する修理事例

・ツメを上げたり下げたりするときに異音がする
・走行中や左右に移動するときに変な音がする

このようなお問合せをよくいただきますが、
実際に修理に伺うとグリスが切れていることが多く
これは日頃の点検で、簡単に減らすことができる修理の一つです。

参考までに、フォークリフトのグリスを注すところをご覧ください。
意外と多くあるんですよ!

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これはリアタイヤの付け根(アクスル)の部分です。

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これはマストを前傾後傾するチルト部分です。

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最後はリフトチェーンとマストのローラー部分です。

フォークリフトは鉄の塊ですので、グリスが切れるとキーーー!という異音がでます。

フォークリフトは外でお使いになることが多いと思いますが
雨の中の作業やホコリなどが多いところで作業をすると、グリスが流れてしまうので
コマメなグリスアップが必要です。

私がお客様からの問合せで現場に伺うと、残念なことにほとんどのフォークリフトが
グリスが切れていることが多いので、必ず注すようにしております。

※フォークリフトにグリスアップを怠ると、
摩耗の進行が進み無駄な修理が発生するのでお気をつけ下さい。

☆バッテリーに関する修理事例

・バッテリー上がり
フォークリフトのバッテリー上がりの修理は年間を通しても一番多いと思います。
フォークリフトは車と違い、エンジンのON・OFFが激しい為、バッテリーが充電
される前にエンジンを切ってしまうので、バッテリーの電気だけ使用しどんどん
弱って最終的にはエンジンもかけれない状態になります。
こういうフォークリフトの修理をいただいたときは、エンジンをかけたら
約10分くらいはエンジンを切らないで下さいとアドバイスします。

・エンジンがかからない
こちらの修理もよくいただきますが、その修理事例をお話し致します。
さっきまで使用していたのに急にエンジンがかからなくなったとお客様より
お問合せがあり、確認してみるとカギを回しても反応がなく
メーターのランプすら点灯しません。
バッテリーを確認しても問題ない。
そこで配線を確認していくとボデーアースが全く取れてません。
原因はバッテリーアースのターミナルでした。ターミナルが緩んでいたことにより
端子との接点が焼付いていました。接点を磨いてしっかり固定して完了。

※バッテリーの誰でも確認できるポイントは

・バッテリー液が減っていないか→減ってれば精製水を補充

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・バッテリーの端子が腐食していないか→外して清掃

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・バッテリーの横が膨らんでないか
→寿命の為、交換

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このようにバッテリーだけでも色々な修理が考えられます。

今、フォークリフトによるグリスアップとバッテリーの修理事例についてお話し
しましたが、これらを早期に発見し対策する方法は、やはり点検です。

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点検は日常問題なくフォークリフトを使用する為に欠かせません。
修理も酷くなる前に発見できれば無駄なコストも少なくすみます。
フォークリフトの修理を1つでも少なくする為に1度点検をご検討してみてはいかがでしょうか?

ピー・シー・エスではフォークリフトの月例点検から年次点検までお客様のもとへ
出向いて点検させていただきます。フォークリフトでご不明な点がございましたら
どんなことでもかまいませんのでお気軽にご連絡ください!!

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本日のブログは仙台営業所の大村がお届けいたしました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。