1台のフォークリフトを2種類のコードで充電する?
エンジン式のフォークリフトを動かすには軽油やガソリンなどの燃料の供給が必要なように、
バッテリー式のフォークリフトを動かすには電力の供給が必要です。
バッテリー式フォークリフトの充電は写真のように充電コードを使って行いますが、
大きく分けて200V用と100V用があり、200V(三相電源用)のコンセントにはいくつか種類があります。
ピーシーエスでは、バッテリー式フォークリフトをレンタルされるお客様の充電環境に合わせた
充電コードをご提供できるよう、
代表的な6種類のプラグをご用意しております(^^♪
また、コンセントではなく配電盤に直接つないで
フォークリフトの充電をされる会社様や工場様もあるため
片方が裸線になっている充電コードもご用意しております。
今回のブログでは、「同じ工場内で2種類の充電コードが必要」という条件つきで
バッテリー式フォークリフトをレンタルいただいた事例をご紹介いたします。
群馬県に工場がある某飲料メーカー様より、
繁忙期は自社保有のフォークリフトだけでは足りないとご相談があり
0.9トンのバッテリー式フォークリフトを約2ヶ月間レンタルいただきました。
そのときのフォークリフトの仕様は以下の通りです。
■ご提案機種■
ベース車体:0.9トンバッテリー式フォークリフト
マスト仕様:標準マスト3,000mm
フォーク長:1,070mm
タイヤ仕様:ホワイトタイヤ
充電コード:20Aストレートプラグ&20Aメスソケット付の裸線
<動力とタイヤ>
屋内で食品を取りあつかうため、排気ガスが出ないバッテリー式フォークリフトで
床にタイヤの跡が残らないホワイトタイヤはお客様からのご指定でした。
<ベース車体とフォーク長>
飲料が入った段ボール箱をパレット積みにしたもの(重さは約500~600kg)を、
出荷のトラックに積み込むために使用するとのことでしたので、ベース車体は0.9トンに決定。
パレットは標準的な1,100mm×1,100mmサイズで、
フォーク(ツメ)長も標準の1,070mmで充分とのこと。
ここまでは順調にフォークリフト本体の選定が進みましたが、問題なのは充電コードです。
工場内が非常に広く、
何台もある自社保有のバッテリー式フォークリフト用に充電場所がいくつかに分かれており、
基本的には下の画像のような20Aのストレートタイプのコンセントになっているものの
エリアによっては配電盤に直接つないで、バッテリーの充電をしなければならないとのことでした。
繁忙期の助っ人用フォークリフトは、その日の忙しいエリアに配属されるため
充電場所が確定できずどうしたものかとご相談いただきました。
そこで、ピーシーエスでは20Aストレートのコンセントと配電盤のどちらでも充電ができるように、
充電コードは20Aストレートのプラグと、
20Aストレートのメスソケット付の裸線を1本ずつご用意しました。
右が20Aストレートのプラグで、左がメスソケット付の裸線です。
アップにしてみると、メスソケットが20Aストレートのプラグと
合致するようになっているのがおわかりいただけますでしょうか?
この2つをこうやってはめ込むと…
1本につながりました!これで配電盤に直結して、フォークリフトの充電ができますね(^o^)丿
この2本の組み合わせで出庫することによって、
配電盤につなげるために20Aストレートのプラグをわざわざバラす手間も
バッテリーの充電が終わったあとでまた組み立てる手間もなくなります。
工場内のエリアによってバッテリーの充電方法がちがうというお悩みも解決でき、
繁忙期の2ヶ月間、
ピーシーエスのバッテリー式フォークリフトをフル稼働でご利用いただきました(^_-)-☆
ピーシーエスでは、このようにフォークリフト本体だけでなく、
付属品もしっかりきっちり選定してお客様のもとへお届けしております。
フォークリフト本体のことはもちろん、
フォークリフトの付属品に関するお悩みもお気軽にご相談ください(^^♪
本日のブログは、埼玉営業所・営業事務の片寄がお送りいたしました☆