埼玉の施工会社様へフォークリフトレンタルしました

ピーシーエス埼玉営業所では、さまざまなレンタル用のフォークリフトを取りそろえております。
サイズの大小はもちろん、特殊なアタッチメントや
特型のマストを備えたフォークリフトも多数保有していますので、
そういった特殊なフォークリフトを必要とする埼玉のお客様からのご相談も
日々たくさんいただいております。

本日は、埼玉県さいたま市でシャッターや外壁など
エクステリアの販売や施工をされているS社様より、
「埼玉県狭山市で新築工場のシャッターの施工をするので、フォークリフトをレンタルしたい」と
ご依頼いただいた案件をご紹介いたします。
くわしく話をお伺いすると、いろいろと条件が厳しい場所で施工されることがわかりました。

◆ご依頼内容
工場の屋根の高さが4,300mmの場所で、地上から3,300mmの位置にシャッターを設置したい!

条件①シャッターおよびシャッターを巻き取るシャッターケースは工場の外側に設置する
条件②シャッターの取付場所には奥行1,500mmのプラットホームがある
条件③プラットホームの奥行が狭いためフォークリフトは地上からの操作になる
条件④シャッター(ロール状)の高さと奥行はそれぞれ900mmで重さは約200kg
条件⑤フォークリフトはパレット積みの約1.2トンの外壁材をトラックから降ろすときにも使用する

お客様よりいただいた設置場所の図面そのままは掲載できないので、簡略化したものを掲載します↓↓

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図で見るとより分かりやすいかと思いますが、荷物が屋根にぶつかりそうですね(^_^;)
上記①~⑤の条件をふまえて、
ピーシーエス埼玉営業所で選定したフォークリフトの仕様は以下の通りです。

<ご提案機種>
ベース車体:2.5トンディーゼルフォークリフト
マスト仕様:フルフリー3段マスト・揚高4,500mm
フォーク長:1,820mm
タイヤ仕様:ホワイトタイヤ

運びたい荷物の重さよりもだいぶ大きなフォークリフトを選んでいるのでは?
と思われるかもしれませんが、それには理由があるんです。

<マスト仕様>
まず、シャッターは地上から3,300mmのところまで持ち上げる必要があり、
3,000mmの標準マストでは足りないため高揚高のフォークリフトをピックアップ!

<タイヤ仕様>
次に、新築の工場でタイヤ痕を残さないためのホワイトタイヤも必須。

<フォーク長>
そして、地上からフォークリフトを操作してプラットホームの奥にシャッターの設置をするには、
荷物をフォーク(ツメ)の先端付近に載せる必要があります。
プラットホームの奥行は1,500mmなので、長さにすこし余裕を持たせた1,820mmを選定。

<ベース車体>
最後に、ベース車体は、シャッターの設置以外にもパレットに積まれた約1.2トンの外壁材を
トラックの荷台から降ろすのにも使われることを考えての判断です。
重さだけ見れば1.5トンフォークリフトでも大丈夫そうですが、
荷台の奥にあるパレットを取るとなると荷重中心がフォーク(ツメ)の先端寄りに移動するので、
許容荷重に余裕がある2.5トンフォークリフトをベース車体に決定しました!

これでフォークリフトの選定は完了!?いえいえ、まだ完了ではありません!

ここで忘れてはいけないのは、フォークリフトの「バックレスト」の存在です。
フォーク(ツメ)の上に載せた荷物がマストの後方に落下するのを防ぐための荷受け枠のことですが、
荷物を支えるためのものだけあって、それなりの高さがあります。
そのため、高さ制限がある場所でフォークリフトを使用する場合、
荷物よりも先にこのバックレストが屋根や天井にぶつかってしまう可能性があるんです(>_<)

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ご相談くださった埼玉県さいたま市のS社様も、なによりそのことを気にされていらっしゃいました。
(選定した2.5トンのフォークリフトのバックレストの高さは910mmで、荷物よりわずかに高い)

「それなら、バックレストを外してしまえばいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
労働安全衛生規則の151条18項には
「事業者は、フオークリフトについては、バツクレストを備えたものでなければ使用してはならない。
ただし、マストの後方に荷が落下することにより労働者に危険を及ぼすおそれのないときは、
この限りでない。」
という規定があり、基本的にはバックレストを備えたフォークリフトでないと
使用してはいけないことになっています。

そこでピーシーエス埼玉営業所では、
シャッターを設置する予定の高さまでフォーク(ツメ)をあげた場合に
バックレスト上部がいちばん高い位置にくることを、フォークリフトの実機を使って確認し、
そのときの高さを測定して、バックレスト自体の高さと併せてお客様に資料をお送りいたしました。

その資料から、(ギリギリではありますが)荷物もフォークリフトも屋根にぶつからずに
作業ができることをご理解いただき、
4日間の短期レンタルで、埼玉県狭山市までフォークリフトの回送もセットでご注文となりました!
レンタル終了後、「フォークリフトの実機まで測ってくださった資料のおかげで、
予定していた工程通りに作業が進んで助かりました!」とお喜びの声もいただきました。

今回の埼玉県さいたま市のS社様のように、
商業施設や工場、個人住宅など、施工する環境も作業内容も毎回ちがうとなると
使用するフォークリフトにもいろいろと制限がかかってしまうことがございます。

「荷物はこの高さまで持ち上げたいが、天井が低いからフォークリフトのどこかがぶつかりそう…」
「ビルの3階部分の改修に使うためにフォークリフトをエレベーターに乗せたいが、
重量オーバーになりそう…」
というように、フォークリフトを使ったら作業効率が上がるのは間違いないけれど、
高さや重さにシビアな環境なためフォークリフトをレンタルするかどうか
悩まれることもよくあるのではないでしょうか??

ピーシーエス埼玉営業所では、保有するレンタル用フォークリフトの基本情報はシステムで管理し、
車両の仕様書(カタログ)は必要なときに出力できるようになっており、
お客様へすぐにお送りすることが可能です。
また、仕様書に載っていない基本情報以外の寸法もフォークリフトの実機を測定するなどして、
1,200台以上のレンタル用フォークリフトの中から、
埼玉の施工会社様にピッタリの1台をご提案いたします。

埼玉の施工会社のみなさま!お仕事に必要なレンタルフォークリフトの選定でお悩みのときは、
ぜひピーシーエス埼玉営業所へご相談ください(^o^)丿

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本日のブログは、埼玉営業所・営業事務の片寄がお届けいたしました。