リーチフォークリフトのメンテナンスを怠ると…

皆様も、うすうす気付かれてるとは思われますが最近の「リーチフォークリフト」は
昔の「リーチフォークリフト」にくらべて、走行時の作動音がやけに静かになりましたよね。
これは、最近の「リーチフォークリフト」のほとんどがDC(直流)モーターの制御方式から
AC(交流)モーターの制御方式にかわり、コンタクター(接点・マグネットスイッチ)の数が減り、
従来のDC(直流)モーターの制御方式の「リーチフォークリフト」のような
走行時のカチカチ音がなくなったためです。
またAC(交流)モーターには、ブラシを使用しないためモーターのメンテナンスが容易になり
従来のDC(直流)モーターの制御方式にくらべ消耗品が減り故障も少なくなったように思います。
とはいえ、最近の「リーチフォークリフト」でも当然メンテナンスが必要となります。

今回のブログは、「リーチフォークリフト」のメンテナンスを怠ると...のいくつかのケースを
紹介していきたいと思います。

●リーチフォークリフトのメンテナンスを怠ると...ケース①

ドライブ、キャスタータイヤが摩耗限度を超えている状態で使用を続けると...
gear01
gear02
写真のようにギヤケースが路面と接触してギヤケース本体を削ってしまい
オイル漏れが発生した実例となります。
最悪の場合ギヤケース本体ごと交換となり高額修理へと発展させてしまう恐れがあります。
日頃のメンテナンスと早めのタイヤ交換をおすすめ致します。

●リーチフォークリフトのメンテナンスを怠ると...ケース②

EPS(パワステ)モーターブラシの摩耗状態の確認を怠ると...
motor
brush
写真のブラシのような摩耗限度以上で使用を続けるとモーター内部(コミューテーター)を
削ってしまいEPS(パワステ)モーター本体ごとの交換となり
やはり高額修理へと発展してしまう恐れがあります。
日頃のメンテナンスと早めのブラシ交換をおすすめ致します。

●リーチフォークリフトのメンテナンスを怠ると...ケース③

充電プラグも日頃の点検が必要です。
electronic
electronic01
この状態で使用すると充電は作動しますが、バッテリーは正常に充電されません。
また、感電等の恐れもあるので日頃のメンテナンスと早めの充電プラグ交換をおすすめ致します。
このように最近の「リーチフォークリフト」でも、やはり日頃のメンテナンスが重要になります。

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本日のブログは、神奈川営業所サービス出張班の岡田がお届け致しました。