簡易フックとクレーンアームどっちがいい!?

本日のブログは、最近問い合わせが増えているフォークリフトのアタッチメント
簡易フック」と「クレーンアーム」をご紹介したいと思います。

皆さん、フォークリフトのアタッチメント
簡易フック」と「クレーンアーム」をご存知ですか?

簡易フックとクレーンアームは、フォークリフトで吊作業を安全に行う上で、
とても便利なアタッチメントになります。

◆簡易フック◆
簡易フックは、お使いのフォークリフトのフォーク(ツメ)に装着して使用します。
簡易フック自体、1.0~2.5トン用で約30kg、3.5トン~4.5トン用で約40kgのため、
ひとりでも簡単に取付け・取外しができ、
簡易フックをはずせば普通のフォークリフトとしてもお使いいただくことができますので、
とても便利で人気のアタッチメントになります♪

フォークリフト アタッチメント 簡易フック

◆クレーンアーム◆
クレーンアームは、フォークリフトに装着するアタッチメントなので、
通常のクレーン車では入れないような狭いスペースでも
荷物の吊り上げ運搬作業ができたりする優れものです!
簡易フックに比べ、吊箇所が3~4箇所あるため、
大きなサイズの荷物を吊り上げることが可能なんです♪

フォークリフト アタッチメント クレーンアーム

しかし…、通常であればフォークリフトとはフォーク(ツメ)の上に荷物をのせて運ぶので、
簡易フックやクレーンアームは違法じゃないの?用途外使用にならないの?
という疑問が出てきますよね。

実際、お客様からもよくある質問なのですが、もちろん問題ありません!

簡易フック、クレーンアーム共に合法で、
用途外使用にはあたりませんので安心してお使いいただけます。

では、なぜ簡易フックやクレーンアームは合法で用途外使用にならないのでしょうか。

~労働安全衛生規則 第151条の14~
(主たる用途以外の使用の制限)
事業者は、車両系荷役運搬機械等を荷のつり上げ、
労働者の昇降等当該車両系荷役運搬機械等の主たる用途以外の用途に使用してはならない。
ただし 、労働者に危険を及ぼすおそれのないときは、この限りでない。

と記載されています。

フォークリフトのフォーク(ツメ)を含むアタッチメント部分のことを総称して
「フォーク等」と呼んでおり、
クレーンアームや簡易フックもこの「フォーク等」に含まれています。

フォークリフトの用途は「持ち上げること」なので、フォーク等のひとつである、
クレーンアームや簡易フックを装着したフォークリフトでの揚貨作業をする
ということは合法であり、用途外使用にはあたりません。

フォークリフトのアタッチメント、
簡易フック」と「クレーンアーム」について、ご理解いただけましたか?

では、実際にお客様からお問い合わせいただいた事例をご紹介しましょう(^o^)丿

今回ご紹介するお客様は、自社工場に重さが1.0トン、
サイズが幅1,000mm×奥行1,000mm×高さ1,500mmの荷物を1日1回、計5日間に渡って
荷受け作業をするためフォークリフトをレンタルしたいとお問い合わせいただきました。

しかし荷物と地面の間にフォーク(ツメ)を差し込む隙間がないため、
通常のフォーク(ツメ)では荷役することができず、
クレーンアームを取り付けて荷物を吊り上げて運びたいとのことでした。
さらに他にも荷物があるため、クレーンアームを取り外し、フォーク(ツメ)を取り付け、
普通のフォークリフトとしてもお使いになりたいとのことで、お客様のご希望は、
1.0トンの車体にクレーンアームとフォーク(ツメ)をつけてほしいとのことでした。

1.0トンの荷物=1.0トンのフォークリフトで十分と思いがちですが…
1.0トンぐらいの荷物を1.0トンのフォークリフトで運ぶには能力がギリギリで、
少しでも重量がオーバーしてしまったり、荷重中心で荷役ができない状態だと
フォークリフトの能力を超えてしまうため危険なんです!

そこで!
フォークリフトのプロ集団であるピーシーエスの本領発揮(^_^)v
お客様の用途に合わせ、最適な仕様のフォークリフトをご提案させていただきました。

<ご提案した仕様>
・車体…1.5トン(ディーゼルタイプ)
・フォーク(ツメ)…1220mm
・アタッチメント…簡易フック

~なぜ1.5トンの車体を選定したのでしょう??~
簡易フックは、フォークの荷重中心(1.5トンの場合、ツメの根本から約500mmの部分)に
装着して使用しますが、1.0トンですと、許容荷重ギリギリとなるため、
簡易フックの装着場所が少しでもずれてしまうと荷重オーバーとなり、とても危険です!
そのため、今回は荷重能力に余裕のある1.5トンをご提案いたしました。

~なぜクレーンアームではなく、簡易フックなのでしょう??~
今回の場合は、フォークリフトの荷重中心の位置がツメの根元から約500mmのため、
荷重中心に簡易フックを取り付けても、十分作業ができると考えました。
吊作業だけではなく、普通のフォークリフトとしても使うため、
重量のあるクレーンアームをつけたり外したりする手間よりも、
お客様の負担が少ない簡易フックをご提案いたしました。

お客様もこの提案に満足してくださり、無事に作業完了です♪

フォークリフトで吊作業を行いたいが、簡易フックとクレーンアーム、
どちらが適しているかわからない…など、
フォークリフトのことでしたらどんなことでも結構です!
フォークリフトのことでお困りの際には、ぜひピーシーエスへご相談ください(^^)/

フォークリフト用簡易吊フック
簡易フックのラインナップ、価格、送料は商品販売ページよりご確認ください。

フォークリフトレンタルのお問い合わせはお気軽に!0120-41-4983

本日のブログは本社営業所 山本がお届けいたしました。