マスト交換をしました!|ピーシーエス

おはようございます!
今回のブログは先日作業したフォークリフトのマスト交換の様子をお届けしたいと思います!
お届けさせて頂くにあたり、フォークリフトの各部名称が出てくるので、
わからない方は下記画像をご参照ください。
各部名称

フォークリフトのマストをぶつけてしまい、その衝撃でマストが変形してしまったことが原因で
「ツメが下までさがらない!」「チルトするとマストの動きがおかしい」
などの、症状のフォークリフトがたま~にあります(^_^;)
荷役の動作に異常があるまま、使用するのは非常に危険!
と、いうことで早速マスト交換の作業に取り掛かりましょう!

今回、マスト交換を実施した車両はトヨタの2.5トン(8FD25)になります。

まずは、マストからフォークレールを取り外し、
マストに固定されているアタッチメント用のホース、
リフトシリンダーのホースやセンサー類を外します。

マストを車両から取り外す際に、ワイヤーで吊って外すので、
ここでワイヤーをマストに取り付けておき、ワイヤーを少し張るぐらい吊り上げておきます。

何で先にワイヤーで吊っておくのかというと、
次の手順でマストを車体に固定している部品を外していくためです。
万が一、マストが倒れてきたりしないように支持を取っておくのです!

マストの支持を取りましたら、
次にマストの下側にあるマストサポートを外し、チルトシリンダーとマストの接続部を外します。
ここまでくれば、マストが車体から外れる状態になりますので、
慎重にマストを吊り上げて車体から取り外します!

マストが外れている状態の車両がこちらです!


だいぶスッキリしましたね(^_^;)
荷役装置が付いていないので、これではフォークリフトではなく、カートですかね?(笑)

ちなみに車体とマストがつながっている部分の写真はこちらです!


マストを支えているのはこの2ヶ所なんですねφ(..)メモメモ
チルトシリンダーとアクスルにマストサポートで支持されています。
この2ヶ所にはグリスニップルが付いているので日頃のメンテナンスの際は、
グリスを切らさないように注意しましょう!
グリスを切らしてしまうと異音の原因になったりしますφ(..)メモメモ

それでは、外したマストを分解します!
まずはマストに付いたままのリフトシリンダーとリフトチェーンを外します。
次に、インナーマストをアウターマストの上側にずらしてマストローラーを外し、
インナーマストを逆方向に(アウターマストの下側ですね!)
ズルズルっと引っ張れば・・・マストが分解できました!

今回はアウターマストの交換なので、
アウターマストを新品に交換して、マストを組み立てていきます!
ここで気を付けなければいけないのは、
マストローラーの当たり具合をシムで調整しているのですが、調整をきつくしすぎると、
マストを上下した際の動きに、支障が出てしまいます。
何回もローラーの調整をしながら苦労して(笑)組み立てたマストがこちらです!

あとは外した時と逆の手順で組み付けていけば完成です!
余談ですが、この後に最大荷重3.5トンの最大揚高5メートル(トヨタ7FG35)のマストも
外したので、並べてみました(笑)

このように、ピー・シー・エスでは
重整備から簡単な整備までなんでも出来る、熟練の整備士が揃っていますので、
お使いのフォークリフトの調子に「あれっ?」と思うことがありましたら、
お気軽にお問合せください!

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今日のブログは埼玉営業所サービスの関がお届けしました!