スパークプラグ点検していますか?

朝の冷え込みが体に堪える時期となっておりますが
フォークリフトも人間と同じく、
寒いとエンジンの掛かりが悪くなることがありますよね。
なかにはエンジンがなかなか掛からず最終的には
バッテリーが上がってしまったと言うことも。

そんな無用な出費を抑える為には定期的なメンテナンスを行っていれば
急なトラブルや出費を抑えることも出来るのです。

エンジン始動に必要な3要素というものがありましてその3要素というものが
★良い点火
★良い圧縮
★良い混合気
この3つが揃って初めてエンジンは始動し、
本来の力を発揮することが出来るのです。
「良い点火」を担っているスパークプラグが
非常に重要な部品だということが分かりますよね。
続いてスパークプラグの構造と各部の名称を簡単にご説明させて頂きます。

スパークプラグの構造
スパークプラグの基本構造は、
接地電極が溶接された外殻とイグニッションコイル等から
受けた電圧を中心電極へ伝達する中心導体、
およびそれらを絶縁する碍子(がいし)で構成されています。

スパークプラグ各部の名称

画像1

「ターミナル」
シリンダーの外に出る部分で、
イグニッションコイルなどで生成した電圧を受けとるための物。

「絶縁がいし」
高電圧がかかった中心導体から外部への漏電を防ぐために、
中心導体を覆う白い磁器製の絶縁体。

「ガスケット」
シリンダーヘッドとスパークプラグとの隙間を密封するための物。

「中心電極」
イグニッションコイルなどで生成した電圧をターミナルを介して
中心導体から中心電極へ伝達し混合気に点火するための火花を飛ばす部分。
中心電極はニッケル合金で作られ、芯部に銅を用いて
熱伝導性を向上させる場合や、先端部に
プラチナやイリジウムなどのレアメタルが用いられる場合があり
中心電極にイリジウムやプラチナを使用した製品の中には
交換時期の目安が10万キロと、
従前の製品よりも大幅に耐久性が向上した製品もある。

「接地電極」
接地電極はニッケル鋼によって作られ、外殻の端部に溶接されている。
接地電極は高温になる部分である。
複数の接地電極を持たせることで、電極消耗を分散したり、
放電特性を改善した製品もある。

「がいし」
外殻内部から燃焼室に向かって円錐状に突き出し、
中心電極の根本を覆う部分のがいしは
がいし脚部と呼ばれ、耐熱性と強度が高く、
高温下での熱伝導性に優れたアルミナが使用されている。

難しいことは流して頂きこのスパークプラグも当然
部品であるからには消耗していき交換をしなくてはなりません。
エンジンオイルやブレーキフルードは汚れて黒くなれば交換ですが
スパークプラグの交換時期は写真を見て頂ければ一目瞭然です。

画像2

左が古いスパークプラグ、右が新品のスパークプラグなのですが
古いスパークプラグは中心電極の形がいびつになっており
更には中心電極と接地電極の隙間が大きくなっていますね。
この隙間をプラグギャップと呼びこの隙間が大きくなると
より大きな電圧を流さなければ火花が出なくなってしまうため
結果として火花が出ずエンジンが掛からなくなってしまうのです。

スパークプラグが非常に重要な部品だとお分かり頂けたかと思います。
そういえば寒くなってからエンジンの掛かりが良くないなと思った方!
スパークプラグが消耗しているかもしれませんよ!
勿論それ以外にも原因はありますが先ずはプロにご相談下さい!
ピー・シー・エスでは修理や日常点検も承っております。
お電話1本でサービスマンが伺います。

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本日のブログは埼玉営業所サービスの渡邊がお送りしました。

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