フォークリフトのアタッチメントは種類いろいろ

フォークリフトには、ツメだけではなくあらゆるアタッチメントが存在します。
アタッチメントを取り付けることにより作業効率が格段にアップするものや、いろいろな品物を持てるものなど、
そのひとつひとつの動きに特徴があるのです。
今回は、このようなフォークリフトアタッチメントをいくつか紹介します。

フォークリフトのアタッチメント

サイドシフト

まず最初のフォークリフトアタッチメントは、
レバー操作でツメがバックレストとともに動き、ツメが左右両側に100ミリずつスライドするため
微妙なツメの位置調整が必要な倉庫内で積み上げるときやトラックで荷物を密着させたりするときに
大活躍するフォークリフトアタッチメントサイドシフトです。
レバー操作でツメが横にスライドするので、フォークリフトを切り返す必要がなく、荷役作業のスピードアップにもつながります!

1サイドシフト

フォークシフター

次に紹介しますフォークリフトアタッチメントも、
ツメが動く種類でツメの間隔が自由に調整できるため、
多様なパレットサイズに対応でき、荷の幅に合わせて最適なピッチで作業が行えます。
そのためオペレーターがその都度座席から降りて、フォークの幅を変える必要が無いので、
作業効率が格段に向上するのがフォークリフトアタッチメントフォークシフターです。

注)フォークシフターの呼称は、
他にフォークポジショナーやフォークムーバーなどフォークリフトメーカーや、
フォークリフトアタッチメントメーカーなどにより、呼び方が違いますので注意をしてください。

回転フォーク

続いて紹介しますフォークリフトアタッチメントは、ツメが動く
サイドシフトやフォークシフターとは違い、ツメが回転するフォークリフトアタッチメントで
レバー操作ひとつでフォークが左右のどちらからでも360度回転するため、
ツメの差し込みができる容器を使えば、ガラ物や生コン、土砂や液体、廃棄物など
をそのまま回転させて放出することができます。
また、トラック搭載型クレーン(ユニック)で吊りあげて取り出すにも、
クレーン操作オペレーターと玉掛け作業者の2名必要になりますが、
1名で作業ができるフォークリフトアタッチメントが回転フォークです。

1回転フォーク_(1)

全回転パレットフォーククランプ

続いて紹介しますフォークリフトアタッチメントは、
万能型と言ってもいいぐらいのいろいろな機能があります。
フォークシフターとしての機能に加え、ツメの開く幅が1800㎜まで開くために
ワイドキャレッジとしても使用ができ、長尺物の運搬にも適しています。
また、物を挟む作業もできるため、原綿、布、袋詰の穀物などを直接はさんで運べ、
スリップオンアームを装着すればドラム缶の積込作業のできます。
さらに、回転フォーク機能まで付いているため、ドラム缶を挟んで回転させ内容物を空けたり、
爪が差し込める容器を利用して回転させ廃棄物などの処理もできるのが、
フォークリフトアタッチメントの全回転パレットフォーククランプです。
(注意:標準の最大荷重より減少しますので、ご使用の際にはご確認下さい。)

全回転パレットフォーククランプ

ベールクランプ

それでは、クランプつながりでベールクランプの紹介もしましょう。
フォークリフトアタッチメントのベールクランプは、パレットを使用しての作業はできませんが
荷物を直接挟んで運ぶことができ、主に古紙をプレス機で押し固めたものなどを
トラックに積んだり段積みにして保管するのに適しているフォークリフトアタッチメントです。

ベールクランプ

ロールクランプ

続いては、その品物専用のフォークリフトアタッチメントもあります。
このアタッチメントはおもに新聞用紙専用で、写真のように横になったロール紙を
クランプで挟んで、回転させてトラックに積み込んだり段積みにして保管をします。
また、ロール径が最小400mmから最大1300mmまで対応していますので、
多種のロール紙を取り扱うことができるフォークリフトアタッチメントがロールクランプです。

ロールクランプ
process_05

ドラムクリッパー

ドラムクリッパーについても紹介しましょう。

ドラムクリッパーはドラム缶の荷揚げ、荷下ろしなど運搬にはドラム缶用の
フォークリフトアタッチメントで、今あるフォークに装着するだけで楽々運搬でき
クリップ部がドラム缶の縁を引っ掛けるように持ち上げ、
下ろした際にはクリップ部から外れるような仕掛けになっています。
そして、クリップ首振り式の一本タイプとクリップ首振り式の二本タイプがあり、
振り式の二本タイプなら二個同時に運ぶことも出来ますし、
パッドは大きなナイロンパッドを採用していますので、
ドラム缶に傷がつきにくく、更にひっかけ部分の首振機構(左右50度)によって、
より簡単につかめるフォークリフトアタッチメントです。

簡易フック

次は、荷を吊る仕事があるけれどクレーン車を用意するほどではないという作業には、
簡易フックというツメに装着するタイプと、
本格的に荷を吊る作業にはクレーンアームというアタッチメントがあります。
しかも、クレーンアームをつけてのフォークリフト作業なので、クレーン免許はいりません。
フォークリフトの運転資格で運転することができます。

クレーンアーム

マルチロードハンドラー

続いて紹介しますフォークリフトアタッチメントは、ツメが動くタイプでも
4本フォークがくっついたり離れたりするため、そのフォークが最大まで開くことで4本フォークとなり
隣り合った2枚のパレットを同時に運ぶことができます。
また、フォークを閉じたままの状態ですと通常の2本フォークとして使用できる、
フォークリフトアタッチメントがマルチロードハンドラーです。
これはパレットを2枚同時に移動できるため、作業効率も2倍にアップするので、
おもに飲料業界等で使用されているものです。

最後に

いかがでしたでしょうか?
このようにフォークリフトアタッチメントは多種多様なものがありますが、
ピー・シー・エスではお客様のニーズにお応えできるよう豊富なラインナップでお待ちしています。
また、当社が保有する代表的なフォークリフトアタッチメントが、
わかりやすいアニメーションで紹介されています!
ひとつひとつの動きが分かるので、1度ご覧になってください。