フォーリフトのタイヤについて
フォークリフトのタイヤをご紹介する前に、まずはフォークリフトの種類からご説明します。
フォークリフトは大きく分けて2種類に分けられます。
・運転者が運転席に座って操作するカウンタータイプ。
・運転者が運転台に立ち操作するリーチタイプ(メーカーによってはプラッターともいいます)
カウンタータイプにもいくつか種類があります。
・ガソリンやLPガスを使用するガソリンエンジンタイプ。
・軽油(ディーゼル)を使用するディーゼルエンジンタイプ。
・電気のみを使用するバッテリータイプ。
・最近注目されつつあるエンジンとバッテリーを使用するハイブリットタイプ。
などがありますが、それぞれ装着できるタイヤが異なることをご存知でしょうか。
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ここで本題の「フォークリフトのタイヤ」についてご案内します。
◆まずは、カウンタータイプのフォークリフト用タイヤからご紹介さしあげます。
皆さんもご存知の自動車でも使用しているエアー式タイヤですが自動車で使用しているタイヤは
タイヤの中にチューブが入っているタイプとチューブが入っていないチューブレスがあります。
フォークリフトではタイヤの中にチューブを入れるチューブタイプが主流です。
もう1つは総ゴム構造になっているノーパンクタイヤ(ユニークタイヤともいいます)があります。
これもそのものずばりパンクをしないのでノーパンクタイヤといいます。
なぜパンクをしないか、消しゴムを連想していただければ分かりやすいと思いますが、
タイヤ全部がゴムなので抜ける空気がありません。
◆ここからは、一般的なエアー式タイヤとノーパンク式タイヤの特徴をご紹介します。
エアー式タイヤはクッション性に優れていて振動が伝わりにくく精密な製品を扱う場合や、
路面の悪い場所を走行することに優れています。
またエアー式タイヤにも2種類あり、
ラジアルタイヤでタイヤの中にスチールベルトが入っているタイヤと
スチールベルトのかわりにナイロンベルトが入っているタイヤがあり、
スチールベルトのほうがパンクしにくいです。
ノーパンク式タイヤはパンクしない分、クッション性がありませんが、
金属片、くぎなどの落ちている路面を走行してもパンクの恐れがありません。
ノーパンク式タイヤにも2種類があります、ソフトタイプとハードタイプとあり、
ソフトタイヤはハードタイヤよりクッション性はありますが、耐摩耗性には劣ります。
◆次はリーチタイプのフォークリフトのタイヤについてご紹介さしあげます。
リーチタイプのタイヤにはエアー式はありません。
すべてノーパンク式となりますが、リーチタイプの場合ソリッドタイヤと呼びます。
また、リーチタイプのタイヤ種類は、車体に取り付けられている場所によって一般的に
駆動して舵を取る「ドライブタイヤ」、補助輪代わりの「キャスタータイヤ」
車体前方で荷重を支える「ロードタイヤ」の3種類があります。
そして、リーチタイプのフォークリフトに装着するタイヤも大きく分けて2種類あります。
・「ゴム製タイヤ」はクッション性はありますが耐摩耗性がありません。
・「ウレタン製タイヤ」はウレタン素材の為、
タイヤ痕が残りにくく耐摩耗性に優れますが、クッション性に劣ります。
◆簡単ではありますが、フォークリフトの色々なタイヤの種類についてご紹介しました、
ではタイヤはいつごろ、交換が必要になるのかご説明します。
まずはカウンタータイプのタイヤの場合。
タイヤの路面に接地する面(トレッドともいいます)の溝が無くなった時が交換時期ですが
出来れば完全に溝が無くなる前に、スリップサインを確認していただき、
交換時期の判断をしていただきたいと思います。
次にリーチタイプのタイヤの場合
タイヤの路面に接地する面の溝が浅く(もしくは溝が全く無い)、スリップサインが無いので、
ギヤーケース等車体の底と路面の間が3センチ以下程度を交換の目安として下さい。
それ以上摩耗したタイヤを使用し続けると路面とギヤケース等が干渉してギヤケースを傷め
思いもよらぬ修理費用が発生してしまいます。
交換はお早めにおねがいします。
ピーシーエスでは、カウンタータイプやリーチタイプのフォークリフトを問わず
各種メーカー、サイズのタイヤをご用意して皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。
タイヤ交換のご用命は、ピー・シー・エスにお任せください! いつでもお待ちしております。
本日のブログは本社サービス二課のプリンスこと大和田が
「フォークリフトのタイヤ」の特徴をご紹介しました。