コマツ フォークリフト

本日のブログはコマツフォークリフトについての「うんちく」を本社営業の寺窪がお届けします。

私たちがふだん呼んでいる通称「コマツフォークリフト」は、正式にはコマツリフト株式会社の製品で、
建機のコマツ(株式会社小松製作所)のグループ企業であることは皆さんご存知だと思います。

日本最初のフォークリフト誕生は1939年(昭和14年)「日本輸送機製」のフォークリフトですが、
コマツフォークリフトの歴史も古く、1953年(昭和28年)にフォークリフト生産を開始しました。
なんとトヨタ(昭和30年~)よりも古いのですね~。

フォークリフトメーカーの特徴は各社さまざまですが、その中でもコマツフォークリフトは
建機同様、あざやかな黄色のボディーが目立つ車両です。
かたちも丸っこく、ごつごつした業界にかわいらしい雰囲気です。
また、あざやかな黄色は比較的照明が暗めの倉庫内や工場内でも目立ってわかりやすいですね。

コマツフォークリフト1

さて、日本の大手フォークリフトメーカーは2008年ごろから数年間で各社の事業統合が相次ぎました。
2008年に三菱重工業とニチユがフォークリフト国内販売事業の統合を発表し「ニチユ三菱」が誕生。
2011年には日立建機と日産自動車がフォークリフト事業の子会社統合を発表し
これを受けて日立建機子会社のTCMと日産フォークリフトが統合、「ユニキャリア」として再編しました。
一方、コマツフォークリフトは、他メーカーとの再編ではなく2011年にフォークリフト事業の子会社コマツユーティリティーを吸収合併をしました。

次に「コマツフォークリフトはシェアはどのくらい?」についてご説明します。

2014年のフォークリフト国内販売実績は80,000台弱(日本産業車両調べ)となっており、
フォークリフトメーカー別販売シェア(推計)は以下の通りになっています。

1位 トヨタ     50%
2位 ニチユ三菱   20%
3位 ユニキャリア  14%
4位 コマツ     12%
5位 住友ナコ    4%

大型の再編が続き、これまで国内販売シェアーベスト3に入っていたコマツフォークリフトは
現在業界4位となっています。

トップのトヨタが支持されている最も大きな要因は、今まで作り上げてきた『トヨタ』ブランドの
確かな技術と安全・環境性能への信頼が考えられます。

つぎに業界2位のニチユ三菱フォークリフトは、元々、バッテリー車に強みを持っていた日本輸送機株式会社と、
エンジン車が得意であった三菱重工がお互いに得意分野で補完した結果、2位に踊り出ました。

第3位のユニキャリアも「TCM」と「日産フォークリフト」が統合し、シェアがアップ。

ここで他社と差別化を図ったのが、業界第4位のコマツフォークリフトです。
建設機械にも使用されているGPSやセンサーを使った情報収集・送信システムも採用しています。
国内ではあまり普及はしていませんが、世界各国で使用されているフォークリフトの
燃費や作業負荷などのデータ収集が可能となり、広大な地域でのメンテナンス・故障修理時間の
短縮を実現させるなど革新的な技術に注目です。
さらにキャパシタハイブリッドシステム搭載(瞬間的に発生する大電流を効率良く回収・蓄電・放電できる特性を持つ)のフォークリフトを生産するなど
多種多様な製品を販売しており、今後の技術開発に注目です。

ここまでコマツフォークリフトについてお届けしましたが、少しご理解が進みましたでしょうか?

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コマツフォークリフト2

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