バッテリー式フォークリフトのメンテナンスについて
☆フォークリフトの動力の種類を大きく2種類に分けると
●エンジン式フォークリフト → 動力 「エンジン」
●バッテリー式フォークリフト → 動力 「モーター」
となりますが、今回のブログでは
バッテリー式フォークリフトの「モーター」について
出来るだけ簡単にわかりやすくご説明していきたいと思います。
☆一般的にバッテリー式フォークリフトの「モーター」の制御方式には
●DCモーターの制御方式(直流)
●ACモーターの制御方式(交流)
とがあり、最近のバッテリー式フォークリフトのほとんどは、
ACモーターの制御方式(交流)が採用され主流となっております。
☆バッテリー式フォークリフトのAC化の主なメリット
●モーターブラシを使用しないため、モーターのメンテナンスが容易となる。
(ほぼメンテナンスフリー)
●コンタクターの数が減り、走行時の作動音の発生がなくなる。
(従来の走行時のカチカチ音がなくなる)
●制御が広範囲になり性能フィーリングが向上する。
(ほぼ無段階に近い)
●モーターのコンパクト化が可能になる。
などです。
☆バッテリー式フォークリフトの一台あたりに用いられる「モーター」の種類は基本的に
●走行用モーター
●荷役用モーター
●パワーステアリング用モーター
となりますが、パワーステアリング用モーターに関しては
最新型のバッテリー式フォークリフトでも、一般的にはDCモーターが採用されております。
☆バッテリー式フォークリフトのパワーステアリング用モーターの種類には
●EPSモーター
(電動パワーステアリング)
●油圧式モーター
(モーターと油圧ポンプが一体化したタイプ)
と主に2種類ありますが、どちらもDCモーター(ブラシあり)となるので
メンテナンス時での確認が必要になります。
モーターの「ブラシ」が減っている状態で使用を続けると、
モーター内部を傷めてしまい最悪の場合はモーター本体やコントローラーなどを破損させて
高額修理に発展させてしまう恐れがあるので、特に注意が必要になります。
※下の写真は、交換前の「ブラシ」と交換後の新品「ブラシ」を見比べた写真になります。
交換目安はブラシホルダーの高さまで「ブラシ」が減ってきたら交換時期となります。
この様に、バッテリー式フォークリフトのメンテナンスは、
エンジン式フォークリフトのメンテナンスとは、
まったく違った考え方や方法になってくる部分があるため、
バッテリー式フォークリフトの専門的知識や、専門的技術が必要になります。
バッテリー式フォークリフトのこと以外でもフォークリフトのことでお困りの際は、
「フォークリフトのスペシャリスト」のピー・シー・エスまでお気軽にお問合せ下さい。
本日のブログは、ポケモンをGETするよりも6つに割れたシックスパックの肉体をGETしたく
日々の努力を欠かさない本社サービス出張班の岡田がお届け致しました。