「右よし!左よし!前方よし!後方よし!」で最適な安全確認を
フォークリフトを動かす際、きちんと周りの安全を確認していますか?
毎日フォークリフトを運転していると、慣れてしまって安全対策がおろそかになりがちですよね。
今回は、「フォークリフトの安全」についてお話したいと思います。
引っかからない服装とハイカット安全靴
まず、フォークリフトで作業をする際の正しい服装をご紹介しましょう!
周囲のレバーなどに引っかからないもしくは巻き込まなれない服装がベストです。
こんなの常識、と思っていらっしゃる方は素晴らしいです^^
こちらのコーディネートのポイントは、安全靴です。
くるぶしの上あたりまで覆うことができるハイカットタイプで、足首が安定して捻挫などの予防に効果があります。
他にも靴の中で足がつま先にずれにくいため、足の指を痛めにくいというメリットもあり、オススメです。
乗車前に車体と周囲の安全確認
服装の準備が整ったら、次にフォークリフトの車体のチェックと周囲の安全(障害物がないか)を確認します。
日々の点検はとっても大切ですので、必ず点検してから作業を開始しましょう。
さて、点検がおわりましたら、早速フォークリフトに乗り込みます。
必ず左側から乗り降り
フォークリフトに乗るときは、左側から乗り込むのが基本です。
左手をグリップ、右手をシート、左足をステップに掛けてゆっくりと乗車します。
くれぐれも飛び乗ったりしないでくださいね~。
ハンドルやミラー、シートの位置を調節し、レバーの操作チェックとペダルのチェックを行います。
特にブレーキがちゃんと効くかは重要なことですので、必ず確認してください!
そして前後進時は指差し呼称を忘れずに。。。
周囲に発進の合図
当社のサービスマンは、ヤード内でフォークリフトを発進させる時には、必ずクラクションを「プップー」と鳴らしてから発進しています。
こうすることで、周りで作業している人たちにフォークリフトを動かすことを知らせることができます。現場によっては、回転灯やアラームを取り付けているところも多く、安全対策としてとても有効です。
では、次に、作業中どんなことに気をつけるべきかいくつかあげてみましょう。
作業中に気を付けるポイント
① 作業環境を把握しましょう。
天井高、出入り口の高さや幅、段差や死角、他の作業員の活動状況や活動範囲を把握しておくことで、建物や作業者への接触、段差などに乗り上げてのフォークリフトの転倒を防ぐことができます。
② ツメ(フォーク)を上げた状態で積荷の下に人が立ち入らないようにしましょう。
この場合、周りで作業している人もツメ(フォーク)の下には絶対に入らないように気をつけてもらわないといけませんが、運転者が率先して注意を払い、声をかけるよう心がけましょう。
③ フォークリフトを駐停車させるときは、ツメ(フォーク)は地面と平行にし必ず下げて接地させ、パーキングブレーキを引いておきましょう。
これらはほんの一部ですが、どうですか?
当たり前のこととしてできていますでしょうか?
フォークリフトに関連した労働災害で、毎年50人以上が命を落としています。
ちょっとの気の緩みや、横着した結果、ケガをしたり命を落としてしまう事故に繋がります。
フォークリフトの運転に慣れてしまうと、どうしても基本操作がおろそかになってしまいます。
この機会に、ぜひもう一度初心に戻って、基本操作を再確認してみましょう^^
今回ご紹介しました内容以外にも、安全に作業するための基本操作や注意点はたくさんありますので、次回ご紹介したいと思います。
もし、安全のために何か対策をしたいな~、でも何をすればいいのかよくわからないんだよな~と悩んだときは、ぜひピー・シー・エスにご相談ください。
みなさまからのお問い合わせを心よりお待ちしております。