エンジンのかかりが悪くなったらスターターを確認！

宮城の皆様こんにちは！
本日のブログはフォークリフトのスターターの修理についてお伝えいたします。

最近、スターターの交換作業が2件ほど続いたのでご紹介いたします。

1件目はリサイクルのご商売をされているＡ社様からエンジンがかからなくなったという案件でした。

最近エンジンのかかりが悪かったそうですが、そのまま使用されており、作業中にエンジンを再始動しようとしたが動かなくなってしまったそうです。
フォークリフトをそのまま置いておけない場所で止まってしまったとの事で、動かないフォークリフトをすぐに動かしたいという場合、あまりオススメはしませんが、応急的にスターターを回す方法をお伝えしました。昔から知られている方法でキーを回しながらスターターをハンマーで叩くという方法です。
（この叩くときですが強く叩き過ぎたりするとスターター自体が変形してしまいますので出来ればあまり硬くないプラスティックのハンマーなどで軽～くコンコン叩いてみてください。）
意外にもこの方法でエンジンが始動することがあります(笑)

宮城のみなさま！叩けば動くからといって、そのまま放置して修理しないのはいけませんよ。
これは応急的な方法なので、このような症状が出ている場合は是非ピー・シーエスまでご連絡下さい(^O^)／

2件目は道路工事のご商売をされているＢ社様からエンジンを始動するときにこすれるような音がしてエンジンがかからないので見てほしいと依頼を受けました。

お客様のお話だと「シャー」という音がしたとうかがったので取り外してみるとスターターのピニオンギヤが摩耗をしていました。このピニオンギヤが摩耗するとスターター側のピニオンギヤとエンジン側のリングギヤのかみ合いが悪くなりエンジンがかからなくなってしまう訳ですね。
つまり普段スターターが行っているエンジンを始動する役割をこなせなくなってしまう訳です(ー_ー)!!
ちなみにエンジンが回り始めているのにスターターを回し続けてしまったりエンジンがかかりにくいからと長くスターターを回してしまったりするとギヤの先端が痛んでしまい、摩耗を早めてしまうのでご注意ください。

お客様に傷んだスターターを確認していただき、新しいスターターと交換し無事にフォークリフトが動きました(^O^)／