倉庫自動化の第一歩:どの作業を自動化すべきかで選ぶ最適ソリューション

1.はじめに

倉庫の自動化を検討する際に最も重要なのは、「どの作業を自動化するべきか」を正しく見極めることです。
現場では慢性的な人手不足が深刻化しており、特に以下の工程で課題が顕在化しています。
本記事では、自動化が求められる主要な作業と、その解決策となる自動化ソリューションについて解説します。

2.自動化すべき作業と課題

2-1.ピッキング作業

◆人材確保の困難さ

倉庫現場では以下の要因により、人材確保が難しい状況が続いています。

  • 少子高齢化による若年層の減少
  • EC市場拡大による物流量の増加

これらの影響で、求人を出しても応募が集まりにくく、倉庫の人手不足は限界に近づいています。

◆離職率の高さ

倉庫内作業、特にピッキングは以下の負担から定着率が低いのが現実です。

  • 体力的負担が大きい
  • 単調な繰り返し作業
  • 長時間の歩行

◆自動化の解決策

  • 自動搬送ロボット(AMR)
  • 棚搬送型自動倉庫(GTP:Goods-to-Person)

これらのシステム導入により、作業者の歩行距離を大幅に削減し、少人数でも効率的なピッキングが可能になります。

2-2.フォークリフト作業

◆資格者の高齢化・退職

フォークリフトには免許が必要ですが、以下の課題により技術継承が難しくなっています。

    • 資格者の高齢化
  • 熟練オペレーターの退職増加

◆安全確保の問題

フォークリフト事故は重大事故につながるため、現場では以下がヒューマンエラーの要因になっています。

  • 慢性的な疲労
  • 人手不足による焦り
  • 現場の混雑

◆自動化の解決策

    • 無人フォークリフト(AGF/AGV)
    • シャトル式自動倉庫(例:パレットシャトル、ケースシャトル)

3Dパレットシャトルの詳細はこちら

これにより、安全で安定した荷役作業を継続し、技術者不足の問題を根本から解消できます。

3.自動化を加速させる外部要因

◆EC需要急増・即日配送の常態化

注文数や配送頻度が増え、従来の手作業では処理しきれないスピードが求められるようになっています。

◆2024年問題(物流の働き方改革)

トラックドライバーの時間外労働の上限規制により、長時間労働ができなくなりました。
その影響で、荷待ち時間を削減し、倉庫の荷役スピードを向上させることが急務となっています。

◆ヒューマンエラーの限界

誤ピッキング・誤出庫など、人の手作業には必ず一定のミスが発生します。自動化により大幅に削減可能です。

4.まとめ

倉庫自動化の第一歩は、自社の課題がどの工程にあるかを明確にすることです。
・ピッキング作業の人手不足にはAMRやGTPシステム
・フォークリフト作業の安全性・人材不足には3Dパレットシャトル
といったように、課題に応じた最適なソリューションを選ぶことが成功の鍵となります。

次の「自動化」ブログでは、それぞれの工程に適した自動化ソリューションを紹介いたします。