いまさら聞けないフォークリフトの部品別の名称
- 荷役装置の各部品の名称
- どんな役割の部品なのか
- どんな故障が考えられるか?
についてお話ししようと思います!
まずはこちらの画像を見てみましょう!
フォークリフトの全体が写ってますね(^O^)荷役の際に働く部品は、以下の7点になります。
- ① マスト
- ② リフトチェーン
- ③ リフトシリンダー
- ④ チルトシリンダー
- ⑤ バックレスト
- ⑥ フォークレール(フィンガーバー)
- ⑦ フォーク
– ① マスト
アウター(外側)マストはインナー(内側)マストのレールの役目をしていて、インナーマストはフォークレールが上下するためのレールの役目をしています。
さらに、各マスト&フォークレールにはローラーが付いていて、荷物を持った状態でもスムーズに上下するようになっています。
以上のような部品構成になっていて、マストをぶつけて変形させてしまったり、また、ローラーを破損させてしまうと、リフト(上昇)しない、マストが降りてこない(荷物を降ろせない)といったトラブルが起きてしまいます。
– ② リフトチェーン
については先日お届けしたこちらの記事をご覧ください。
– ③ リフトシリンダーと④ チルトシリンダー
この部品はそれぞれ、名前の通りリフト(上昇)またはチルト(前後傾)させる装置となります。
内部の部品構成は、シリンダーチューブと合成ゴムのパッキンを装着したピストンなどの部品から構成されています。
この2つのシリンダーで、一番多いトラブルはやはりオイル漏れです!
シリンダーキャップからオイル漏れがある場合、以下のようなトラブルが考えられます。
③ リフトシリンダーの場合は、マストが自然降下してきてしまいます。
④ チルトシリンダーの場合は、自然と前傾してしまい、荷崩れを起こしてしまう可能性があります。
– ⑤ バックレスト
この部品は、フォークリフトで荷役した際に荷物が運転席に倒れてこないように取り付けられている部品です。
ぶつけたりすると、変形してしまうので、変形したバックレストがマストに引っかかってしまい、
マストが正常に上下しなくなってしまうといったトラブルが考えられます。
それと「この部品じゃまだなぁ~」といって取り外してしまうのは危険ですのでやめましょう!
– ⑥ フォークレール(フィンガーバー)と⑦ フォーク
フォークレールについてですが、この部品はフォークを取り付けるための部品で、レールを使ってフォークの開き幅を調整できるようになっています。
フォークで荷物を押し込んだり、フォーク&フォークレールをぶつけたりすると、フォーク&レールが変形して(曲がって)しまいます。
そうなってしまうと、フォークの開き幅を調整する際にレールが引っかかり、開き幅の調整が出来なくなってしまうことがあります。
以上、簡潔にまとめてみましたが意外と知らなかった部品の名前や役割もあったのではないでしょうか!?
もちろんフォークリフトには、上記以外にもいろいろな部品があるのでわからないことがあれば、お気軽にピー・シー・エスにお問合せください!
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