レンタルフォークのツメ先までこだわっています
「フォーク(ツメ)をパレットなどに差し込む際に、
片方は挿入できるのに、もう一方がスムーズに差し込めない」
「なんかフォーク(ツメ)が曲がっているように思うけど仕方がないのでそのまま使おう」
などということはありませんか?
フォーク(ツメ)がスムーズに差し込めないとパレットや荷物の傾き、
落下を引き起こし、重大事故につながることもあります。
ピーシーエスのレンタルフォークリフトは、
フォーク(ツメ)の曲りやフィンガーバー曲りにも細心の注意をはらって点検しています。
あたりまえの作業があたりまえに行えるように点検・整備をしてレンタルするのが、
ピーシーエスのレンタルフォークリフトなのです。
そこで、本日はどのようにツメの点検を行っているかを紹介したいと思います。
(フォークリフトとフォークの区別をわかりやすくするために以降はフォークをツメとしてお話します)
フォークリフトにとって直接荷物に触れるツメはとても重要な部品です。
ツメは荷物をしっかりと支えるために上質な炭素鋼や特殊鋼で作られていて十分な強度を持っています。
しかし、使い続けているうちに摩耗や度重なる荷重により曲りが生じてしまいます。
フォークリフトの特定自主検査において、ツメの検査内容に摩耗、先端の開き、
先端の高さの差それぞれが各メーカーの指定する基準値内であることが必要とあります。
ちなみにディーゼル式カウンターフォークリフトの各メーカーのツメ先端の高さの差の基準値は
トヨタ 2トンまで 10㎜ 2.5トン以上 12㎜
三菱 全トン数 5㎜
日産 全トン数 10㎜
TCM 全トン数 10㎜
コマツ 全トン数 15㎜
住友 全トン数 15㎜
三菱が一番シビアですね。
当社のレンタルフォークリフトでは、ツメ先端の高さの差は5㎜以内としています。
レンタル出庫前の点検としてツメ先端の状態とツメを取り付けているフィンガーバーの曲りや
変形も確認をして、安心してお使いいただけるようにお出ししています。
皆様がお使いのフォークリフトのツメは大丈夫ですか?
いつもはツメを開いて使われていると思いますが、そのままではツメ先端の高さの差はわかりにくいので
2本のツメをあわせて確認をしてみてください。
思いのほか変形しているかもしれません。
フォークリフトのツメの安全係数は、基準荷重中心に対応する最大荷重に対し
3以上でなければならないと規定しているので、最大荷重以上の荷物を扱ったり、
ツメの先端で荷物を扱うとツメにかかる負荷が限界以上に大きくなってしまいます。
また、正しい使用方法で作業を行わない場合でもツメの変形や折損など重大事故につながります。
・ツメで荷物を押す
・ツメに荷物をひっかけて向きを変える
・片側のツメだけに荷重をかける
・スピードを出しての走行や路面の凹凸により荷物がはねてツメに衝撃を与える
・検査しない古いツメを使い続ける
どれも心持ひとつで避けられます。ぜひ安全第一でお願いします。
最後にフォークリフトのレンタルをご用命のさいには、扱われる荷について詳しくお聞かせください。
0.5トンから20トンまで豊富なサイズのフォークリフトと最長2400㎜のツメと
サヤフォークを取り揃えていますので、きっとご希望にそった一台をご提案できると思います。
お気軽にご相談ください。
本日も最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございます。
本社サービスの久保田でした。