ズバリ!フォークリフトの法定検査とその意味とは…?
当社ブログをご覧いただきありがとうございます。m(__)m
突然ですが、どのような経緯にてこのブログにたどり着いたのでしょうか?
「フォークリフトが大好きだから? 」(嬉しいです~笑)、「何かをきっかけで時々ご覧いただいたり…」、とはいえやはり「お困り事や気になる事があって検索してたどり着いた」という方も多いのではないでしょうか?
今回はお問い合わせや検索数の多い「法定検査の種類と意味」についてお話したいと思います。
皆さんご存知の通り、フォークリフトを所有している事業者には以下3つの検査が義務付けられています。
法定点検の種類
・ 1年以内に1回の特定自主検査(年次検査)
・ 1月以内に1回の定期自主検査(月次検査)
・ その日の作業を開始する前の作業開始前点検(始業前点検)
では、もし検査をしなかったら…どうなるのでしょう?
法定点検を怠ると
「ズバリ!罰せられます!違法ですから!」
(各検査の実施だけでなく、年次検査は検査標章の貼付、年次検査と月次検査は検査記録の3年間の保存も義務付けられています。)
これは、労働安全衛生法にて定められています。
いわゆる労災などに関する部分ですね。
また、業務監査で指摘されると業務停止命令や罰則が課せられることとなります。
万が一、労働災害が発生してしまった際にも検査実施の有無で手続きに影響することもあります。
自動車に車検があるように、フォークリフトには自主検査があります。
もし車検の切れた社用車を使用していたら大変なことになりますよね。
フォークリフトも同様に、自主検査を確実に行いましょう。
法定検査を行う意味
例えば次の画像を見てください。
何のどこの部分の画像かわかりますか?
これはバッテリー式リーチフォークリフトの走行モーターで、カーボンブラシが摩耗により交換時期にきていることいえます。
ブラシの交換が必要ですね。
こちらはいかがでしょうか?
エンジン式フォークリフトのファンベルトでベルトが老化してヒビ割れやプーリーの接触面が摩耗しています。
さらに調整不良でベルトの張りが弱くなってます。
ベルトの交換と張り調整が必要です。
このような状態のまま修理しないで使用を続けると、走行不能となりモーターブラシ部分でショートしてコンミテーター部が焼付いたり、ファンベルトが切れてエンジンに冷却水が周らなくなりオーバーヒートしてしまいます。
なぜこのようなお話をするかというと、これらの点検内容は有資格者でなくても実施可能な1月以内に1回の定期自主検査に含まれているからです。
ですが、やはり整備未経験の方にはわかりづらい項目が多数あります。
そのためせっかく検査をしても良否判断が難しく、事前対策のサインを見逃してしまうことで突然の修理に至る恐れがあるのです。
これでは検査の本来の目的であるフォークリフトの安全保守だけでなく経年劣化などで起こる故障を事前に察知して、計画的に修理を行うことが不可能となってしまいます。
また、日ごろの整備状況や整備計画を把握しておくことで、非常事態の際に円滑に対処できるようにもなります。
PCSでは装備充実なサービスカーで熟練した整備士が直接おうかがいして検査点検を実施させて頂き、現状車両状態の説明やニーズに会った使用上のアドバイスをいたします。
検査に関するご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
せっかく実施するのですから意味ある検査にしましょう。
PCSでそのお手伝いをさせてください!
本日はアナログ大好き埼玉営業所サービス関根がお届けしました! |