田所純の「フォークリフト勝手に寸評 ~メーカー編~」
フォークリフトをお使いの皆様、秋も深まり寒くなってきましたが、
フォークリフトの調子はいかかでしょうか?
今回のブログは、私が実際に運転したフォークリフトメーカーの中で、
メーカーによって「ここが特徴的だなぁ」と思ったところをご紹介いたします。
トヨタ
ディーゼルエンジンが4気筒(3,469cc)から3気筒(1,794cc)ターボにダウンサイジングしました。
自動車では主流になったエンジンのダウンサイジングの波がいよいよフォークリフトにも!
私が運転したのは2.5トンフォークリフトですが、
排気量が小さくなってもターボが付いているのでストレスなく走行・荷役ができます!
このほかにもトヨタ独自の安全システム「SAS」の機能のひとつ「フォーク自動水平制御」も便利です。
これはチルトレバーに装着されているボタンを押しながら前傾操作をすると、
フォークを水平でぴたっと止められるので煩わしい水平出しも一発で決められ、
作業効率アップも間違いなしです!
ロジスネクストユニキャリア(旧日産)
初めて見た時に衝撃的だったのが、エンジンフォークリフトに通常は「リフト」「チルト」と
2本あるはずの油圧レバーが1本しかない「1本レバー」です。
慣れるまでは使いづらいな~と思っていても、いざ慣れてしまうともう元には戻れなくなります。
そんな中毒性があるのが「1本レバー」の特徴です。
コマツ
とても便利なのが、バッテリーフォークリフト「アリオン」に搭載されているコンビレバーです。
通常、バッテリーフォークリフトを前後進させる前後進レバーはステアリングの下にありますが
このアリオンにはありません。
どこにあるのか必死にさがすと、目に飛び込んできたのは戦闘機の操縦桿のようなレバー。
ここにあるミサイル発射ボタンのようなものが実は「前後進スイッチ」で、
レバー本体はリフトレバーです。
前後進スイッチとリフトレバーが一体になっているのでコンビレバーと呼びます。
前後進させる時は手をステアリングやリフトレバーから離さずにできるので、素早い操作が可能です。
見た目もフォークリフトらしくなくかっこいいですね。
ここで紹介したものはほんの一部で、フォークリフトメーカーのこだわりを感じたり、
特徴的な部分はまだまだたくさんあると思います。
いつもお使いのフォークリフト以外のメーカーに興味が湧いたり、
メーカーを問わずフォークリフトに関するお困りごとがありましたら
全メーカーを取り扱っているピーシーエスへお気軽にご連絡ください!
本日のブログは、 神奈川営業所サービスの田所がお届けしました。 |