フォークリフトのエンジンスターターの取り付け位置
今年は暖冬と言われていますが、先週、先々週と大寒波によって
東京、神奈川でも積雪となるほど寒かったですね~!
先々週はPCSの本社がある相模原でも10cm近くの積雪になりました~
ビックリしましたよ( ̄▽ ̄;)
それにしても、1月は寒暖の差が激しかったですね~
これだけ寒暖の差が激しいと、体調も崩しやすいですよね。
私は何度か喉の調子が悪くなり風邪をひきかけました(^_^;)
皆さんは体調など崩されていないでしょうか?
寒暖の差で、人の体が調子悪くなるのと同じで
フォークリフトなどの機械も調子悪くなることがあります。
「エンジンがかからない!」
「走行や荷役の動きがおかしい!」
「油漏れしている!」 など
いろいろな不具合が起きます。
その中でも一番多いのは
「エンジンがかからない!」という不具合ではないでしょうか?
寒くなるとバッテリーが弱くなり
それが影響してエンジンがかからなくなるケースが多いですが
バッテリーは元気でピンピンしているのに
なぜか?エンジンがかからない(回らない)ことがあります。
スターター(スターターモーターとかセルモーターとも言う)という
エンジンを回すためのモーター自体が悪くなるケースも意外と多いんです。
フォークリフトというのは一般的にチョイ乗りが多く
エンジンの始動回数が極端に多い乗り物です。
エンジンをかけて、チョイと作業して、エンジンをとめる。
これを一日に何度も行います。
使用する現場によって異なるとは思いますが、これが一般的な使い方ではないでしょうか?
これだけ酷使されているんですから
バッテリーだけでなく、スターターにも多大な負担がかかっていて当然ですね!
スターター自体の不具合が多いのも納得できますよね。
スターター内部の電気接点が摩耗して通電が悪くなったり
ピニオンギヤという、エンジンを回すためのギヤが摩耗することによって
エンジン側についているリングギヤとの噛み合わせが悪くなったりして
スターターがうまく回らないという不具合が起きることがあります。
このような場合、スターター自体を修理もしくは交換することが必要なのです。
しかし、修理や交換は部品が必要となり
すぐに処置をするのは困難なケースが多いと思います。
あまりオススメはしませんが、
急にとまってしまったフォークリフトをどうしてもすぐに動かしたい!という場合
荒療治ではありますが、応急的にスターターを回す方法もあります。
昔から知られている方法で
スターターをハンマーで叩くという荒業です。
修理屋さんがこのような方法を紹介するのはどうかと思いますが
どうしても!という時に試してみてください。
ここでやっとブログのタイトルにある
「エンジンスターターの取り付け位置」の話になります(^ω^)
スターターはどこについているかご存じでしょうか?
車に詳しい方であればエンジンを見ればすぐにわかると思います。
フォークリフトのボンネット(エンジンフード)を開けて~
エンジンを覗きこめばすぐに見えます。
エンジンの横についているコレ!
スターターの取り付け位置はココ!!
これがスターターです!
※この写真はトヨタの8FD25です。
車両により取り付け位置は違いますのでご了承ください。
鉄のハンマーで思い切り叩いたらスターターは壊れてしまいますので
プラスチックハンマー等でかるく衝撃を与えてください。
こんな方法で本当にエンジンがかかるの??と思われる方も多いとは思いますが
状態の酷いものでなければ意外とエンジンがかかってしまいます。
私も何度かこの方法で助けられました。
しかし、叩けば動くからといって、そのままの状態で修理しないのはいけません!!
これはあくまでも応急的な方法なので、このような症状が出ている場合は
必ず修理してください!状況が悪化して更なるトラブルに発展する可能性もありますから!
フォークリフトの異変に気付いたらすぐに連絡くださいね(^o^)/
本日のブログは本社サービスの佐藤がお届けしました。