リーチ式フォークリフトのブレーキについて!
フォークリフトは車種によりブレーキの機構が大きく2つに分類されます。
1つはカウンタータイプ。
座って操縦するタイプで
比較的広い物流倉庫内や工場、建築現場などで広く使われています。
乗用車のようにペダルを踏むと油圧によりブレーキが効く仕組みの車両です。
もう1つはリーチタイプがあります。
リーチタイプは主に物流倉庫内や通路幅の狭い工場など
小回りが必要とされる現場で使われています。
本日のブログではこのリーチ式フォークリフトのブレーキについてご紹介したいと思います。
リーチ式フォークリフトはカウンター式フォークリフトと違い、
オペレーターが立って操縦するタイプです。
リーチタイプのブレーキはカウンタータイプとは異なりブレーキペダルを踏むと
ブレーキが解除され走行することができます。
逆にブレーキペダルを離すとリンクを介してディスクパットがディスクを挟み
ブレーキが効く機械式な仕組みになっています。
このブレーキシステムを正式名称では
デッドマンブレーキ(直訳すると人が死んだらブレーキがかかる・・・)と言い、
電車や消防車(はしご車)にもこのブレーキシステムが使われているそうです。
デッドマンブレーキはパーキングブレーキと走行用ブレーキを兼ねていて、
ペダルを離すと走行の電気回路が遮断されるので、誤操作を防ぐ役割があります。
これによりオペレーターが立って運転するリーチフォークは、
うっかり運転席から離れてしまっても、
ペダルから足が離れればブレーキが効く仕組みの為、
車両がひとりでに動き出すことを防止できます。
しかし車両が、完全に停止する前に
オペレーターが運転席から離れる様なブレーキの掛け方を繰り返していると
タイヤが編摩耗して乗り心地がとても悪くなりますし、
危険なのでやめて下さい・・・(T_T)
私の修理経験からブレーキペダルの下にゴムマットが入り込んでしまい
ペダルを踏んでも、車両が動かないなんて事もありました・・・。
また、ステップのボード(人が乗る所)に
ゴムや小石などが挟まったり、物を置かれてしまったため、
ボードが上がらなくなり電気的に制御されて動かなくなってしまうこともありました。
皆さんはお気を付け下さいませ。
ピー・シー・エスではそんなリーチ式フォークリフトのレンタル車両を
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本日のブログはサービス2課の高村がお届けしました。