フォークリフトの車両重量はご存知でしょうか?
ご来社される回送業者さんに、
「このフォークリフトの車両重量はどれぐらいあるの?」と
聞かれることがあります。
皆さんは、2.5tフォークリフトの車両重量をご存じですか?
今回は現場の主役の2.5tで説明をしたいと思いますので
よろしくおねがいします(^o^)
2.5tフォークリフトの車両重量
メーカーA | メーカーB | メーカーC |
定格荷重 2500㎏ | 定格荷重 2500㎏ | 定格荷重 2500㎏ |
荷重中心 500㎜ | 荷重中心 500㎜ | 荷重中心 500㎜ |
最大揚高 3000㎜ | 最大揚高 3000㎜ | 最大揚高 3000㎜ |
全長 2600㎜ | 全長 2555㎜ | 全長 2540㎜ |
全幅 1150㎜ | 全幅 1150㎜ | 全幅 1150㎜ |
車両重量 3790㎏ | 車両重量 3700㎏ | 車両重量 3805㎏ |
この表のように、同じ2.5tでもメーカーが違うと車両重量も変わってきます。
2.5tフォークリフトの場合の大まかな部位の重量は以下のようになっています。
・エンジン | 約240kg |
・トランスミッション | 約153kg |
・カウンターウエイト | 約1565kg |
・マスト | 約505kg |
・ツメ2本 | 約100kg |
・ノンパンクタイヤ4本 | 約160kg |
これに車体フレームの重量を足すと約3700~3800㎏になります。
タイヤもノンパンクタイヤになると結構な重量が加算されるのがわかります。
さらにアタッチメントが加われば車両重量が増します。
このようにフォークリフトは重量物を積載し
安全に荷役作業ができる構造上、車両重量も大きくなります。
フォークリフトの最大荷重との関係
次に、フォークリフトの最大荷重と車両重量の関係についてご紹介します。
フォークリフトのボンネット横には25とシールが貼ってありますが、
これは最大荷重が2500kgということを表しており、
車両重量が2500㎏ではありませんので注意が必要です。
この車両重量は車体に貼り付けてあるコーションプレートに記載がありますので、
車両重量を確認したいときには
かならずコーションプレートを確認してみてください。
例えば最大積載量10t車のトラックでフォークリフト3台を積みに来られた時に、
メーカー①の車両×3台では車両重量の合計が
11340㎏となってしまいますので1340㎏の積載オーバーですね。
フォークリフトの積み方のコツ
私は毎日ご来社されるトラックの誘導をしているのですが、
フォークリフトの積み方のコツをご紹介したいと思います。
①フォークリフトを3台積んでいくときは、バックにて
荷台先頭(トラックのキャビン側)に2台並べる。
ツメは外側に開いてから地面に降ろす。
②バックにて3台目をその2台の真ん中に載せる。
★3台を縦一列に並べてしまうと最後に積んだフォークリフトのツメが
荷台からはみ出してしまいとても危険です。
また、赤い布切れなどでツメがはみ出ていることを
後続の車に示さなくてはなりません。
このようにして、荷台からフォークリフトの部品が
はみ出ないように積むことを推奨し、ドライバーさんにも
安全な積載方法をご説明しています!
ドライバーの皆さん、すっかり朝晩も寒くなってきました。
年末にかけてだんだん忙しくなってきますが、
焦ってしまうと大事故を起こしてしまうので、
くれぐれも心にゆとりを持ち、安全運転でおねがいします((+_+))
それと、気温の変化で体調を崩されている方もいると思いますが、
体調管理を整えて今年も元気に乗り越えていきましょう!