ゴムクローラー交換とリコイルシリンダーオーバーホールについて!!

フォークリフトや自動車等と同様にタイヤは劣化してしまったり
タイヤの溝が減ってきてしまうと交換時期が来てしまいます!!

皆さんは自動車などのタイヤ交換方法を知っている方も多いと思いますが
あまり知られていないゴムクローラー交換ってどうやってするのかな?って

気になっている方もいると思いますので今回はゴムクローラー交換と
クローラーには欠かせないリコイルシリンダーのオーバーホールについて
ご紹介したいと思います。

まず最初にリコイルシリンダーの役目について簡単に説明をさせて頂きます。
⇒ゴムクローラーの張り調整をするシリンダーです!!

リコイルシリンダーにニップルが付いておりそこからグリスを入れ、
シリンダーが伸びる事によって張り調整を行います。

もしシリンダーに不具合が出てしまうとシリンダーが縮んでしまい
ゴムクローラーがたるんでしまったり、外れてしまう原因に繋がってします。

それではゴムクローラー交換とリコイルシリンダーのオーバーホール作業を
行って行きたいと思います。

ゴムクローラー交換作業
写真①

①車体をフロントから浮かせてから、その次にリヤを浮かせていきます。

②フロント・リヤが浮いたの確認をし、ニップルボルトを緩めます!!
(ボルト部分からグリスが大量に出てきますので
新聞紙などを敷くと車両が汚れにくいです。)
※リコイルシリンダーに付いているニップルはカバーで隠れています。

③クローラーの前方に付いているアイドラローラーを縮めて下さい!!

④ゴムクローラーを外していきます!!
重量が重いので取外しの際は十分に気を付けて作業をします。

⑤シリンダーケースの中に入っている、
リコイルシリンダー・スプリング・アイドラローラーを取り出します。

⑥リコイルシリンダーオーバーホールを行います。

⑦シリンダーケースに戻して、新品のゴムクローラー取付を行います。
取付けの際はリヤ側から取付けを行います。

⑧最後にニップルからグリスを入れてゴムクローラーの張り調整をして作業は完了です!!

私自身ゴムクローラー交換作業をすると次の日に全身が筋肉痛になってしまいます!!
それだけ交換作業は大変ではありますが、交換後は凄い達成感があります。

クローラーは不整地などで大活躍する車両ではありますが
足回りに泥などが詰まって、大きな石を巻き込んでしまうと
ゴムクローラーが外れてしまう原因になってしまいますので注意して下さい。
あと運転の際は急旋回をしてしまうのも外れる原因になります。

もしクローラーについてお困りのことがありましたら
気軽にピー・シー・エスまでご相談して下さい。

本日のブログは、本社サービス一課の丹沢連峰を愛する船橋がお届けしました。

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