フォークが回る!回転フォークが便利なわけとは
本日のブログは、平塚出張所の久保田がお届けします。
今年の春は梅雨のように雨が多いですね。
桜の花も散ってしまい、葉っぱの緑がこくなってきました。
スギの花粉も落ち着いててきましたがつぎはヒノキの花粉が来るのかと思うと
万年鼻炎の自分には本当にユウウツです。
ですが、今年の春は新たに使ってみたクスリの相性が良かったせいか
とめどなく流れ落ちる滝のような鼻水におそわれることなくすごせました。
こんな万年鼻炎のワタクシを助けてくれる便利なおクスリのように
フォークリフトでの作業を便利にしてくれるアタッチメントがあります。
それは『回転フォーク』です。
回転フォークとはその名の通り、フォークが取り付け面を中心に回転するアタッチメントです。
レバー操作ひとつでフォークが左右のどちらからでも360度回転します。
フォークを差し込みできる容器を使えば、現場で必ず出るガラ物や生コン、
土砂や液体、廃棄物などの運搬物をそのまま放出することができます。
ガラ物や液体などを運搬するには、やはり容器に入れてまとめて運びたいですよね。
ですが、容器に入れてしまうと取り出しや処理が意外と面倒ですよね。
ユニックで吊りあげて取り出すにも、スペースがないという問題もありますし
運搬作業と取り出しの作業と、作業工程がふえてしまい手間もかかります。
この回転フォークと容器をセットで使えば、いとも簡単に処理ができます。
もちろん普通のフォークリフトとしてもお使いいただけますので
まさに一台二役、とても便利なのです。
さらに回転して便利なアタッチメントが
『全回転パレットフォーククランプ』です。
フォークが左右に開閉しますので、クランプしての作業とパレットを使用しての
運搬作業との使い分けができて、さらに回転機能も備える多機能型のアタッチメントです。
フォークを最大に開いたさいの内側の幅は、1,800mmと大きく開くため、
幅の広い荷物や長尺物の運搬に威力を発揮しますし、サイズの異なる荷物を扱うさいも
フォークリフトから降りてフォークの幅を調整する手間もなく、
レバー操作ひとつでお好みの幅に調整できます。
また、回転機能も備えていますので、フォークにスリップオンアームを装着すれば、
ドラム缶のような筒状の荷物も、つかんでの積み込み作業ができますし
回転させることができるので、液体などの内容物も排出できます。
マルチプレイヤーのアタッチメントです。
以前にも紹介したことがありますが、ピー・シー・エス平塚出張所のある
某国内一流タイヤメーカーの工場内では、『インバータークランプ』を装着しているフォークリフトがあります。
(画像はイメージです)
回転パレットクランプとも呼ばれ、荷の乗っているパレットをもう一枚のパレットではさみ込み(クランプして)
そのまま180度反転することで、元積みのパレットと自社のパレットとの移し替えが簡単にできてしまう優れものです。
その昔、インバータークランプを導入するまでは、一つの荷の移し替えに3人がかりだったそうです。
フォークに回転機能が追加すると作業の幅がこんなにも広がるんですね。
お仕事の内容にあったアタッチメントを使って作業効率をググッと上げてください。
最後に、こんなに便利なアタッチメントですが、その構造とアタッチメント自体の重量のために
荷役できる荷重が標準の最大荷重よりも減少してしまいますので、
ご使用のさいには十分ご確認下さいませ。
ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。