【フォークリフト事故事例】不安定な段積み
下の絵で、どんな事故が予測されるでしょうか?
お考えください。
答えは
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
段差を乗り越えた振動により積荷のボックスパレットが崩落し、
別の作業者を直撃しました。
実際に起こった事故です。
では原因は何でしょうか?
・走行路に段差があり、減速しないで乗り越えようとした。
・ボックスパレットを4段積み(高さ約2.8m)にしたことから、積荷の重心位置が高く、
不安定だった。
必要な対策は?
・走行路は障害物の有無について十分点検し、段差をできるかぎりなくす。
・やむを得ない段差は最徐行で通過する。
・積荷の重心位置を低くし、バックレストの高さを超える積荷は必ず固定する。
フォークリフトは、その性質上、荷物積載時に車体の安定性が低くなります。
・荷物の重さが重いほど不安定になります。
・荷物の高さが高いほど不安定になります。
・荷物の重心位置が遠いほど不安定になります。
・荷物の長さが長いほど不安定になります。
段積みについては、職場で「何段まで」とルールを決めて徹底しましょう。
また構内の走行スピードの制限、および徐行すべき箇所の明示も有効です。