上階に荷物を運びたい!フォークリフトはエレベーターで移動できる?!
「フォークリフトで荷物を持ったままエレベーターを使って工場など建屋内の上階へ荷物を運搬することは可能ですか?」というお問い合わせを先日いただきました。
皆さんはできると思いますか?
答えは「出来ます」なのですが、そのためには条件がございます。
本日のブログは「フォークリフトで荷物を持ったままエレベーターを利用する際の注意点」を導入事例と共にお届けいたします。
藤沢市内のとある工場様の場合
業務効率改善のため工場内の一部改修を行うこととなり、エレベーターでも使用できるフォークリフトのご相談をいただきました。
改修工事の内容をお伺いしたところ建屋3階に仕切りを設け備品庫にされたいとのこと。
備品庫を設置するにあたっては大きく重たい部材はないが、既存のエレベーターを使い形や大きさが様々な部材を上階に移動させたいということでした。
フォークリフトは自社で複数台保有されていたのですが、安全にエレベーターでの使用ができるものの選定からお願いしたいとご用命いただきました。
フォークリフトごとエレベーターで昇降する際の選定ポイント
① エレベーターの内寸、間口寸法
② エレベーターの積載荷重
③ フォークリフトのサイズ
④ フォークリフトと積載物の総重量
① エレベーターの内寸
奥行2000mm×幅1800mm×高2600mm
間口 幅1000mm×高2100mm
② エレベーターの積載荷重
積載1700kg
② フォークリフトのサイズ(0.5トンバッテリー式フォークリフトの場合)
全長1985mm(フォーク長含む)×車幅830mm×高1790mm
④ フォークリフトと積載物の総重量
車両重量が1130kgで、積載(荷物重量)が500kg、足しても最大重量は1630kgとなります。
上記の通り、エレベーターに入れること(間口寸法)、エレベーターに乗れること(内寸と重量)がクリアできればフォークリフトごとエレベーターを使用できます。
なお、改修工事でご利用いただくフォークリフトはエレベーターや工場内でご利用いただくため、空調のことを考えバッテリー式フォークリフトをおすすめさせていただきました。
エレベーター使用におすすめのフォークリフト
トヨタ プチランナーコンパクト 0.5トン | |||
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定格荷重 | 500kg | 最大揚高 | 2500mm |
全長 | 1985mm | 全幅 | 830mm |
高さ | 1790mm | 車両重量 | 1110mm | 最小旋回半径 | 1200mm | 最小直角積付通路幅 | 2470mm |
今回のお客さにもプチランナーコンパクト0.5トンをお使いいただくことで、仕切り用の部材をすべてエレベーターで上階に移動することができ、改修工事場所まで運搬できたので作業がはかどったとお喜びいただきました。
このように、フォークリフトを使うことができたら作業がはかどるけど分からないことがある、フォークリフトをレンタルしたいとお考えの方、ピーシーエスはフォークリフト専門店なので、作業方法など状況をお伺いし最適なフォークリフトをご提案させていただきます。
本日のブログは神奈川営業所 木目田 がお届けいたしました。 |