フォークリフトの始業前点検のポイント&メリット!
本日は、皆様がお仕事等でお使いのフォークリフトの点検についてのご紹介します。
フォークリフトに必要な3つの点検
まず、フォークリフトには3つの点検が存在するのをご存知ですか?
フォークリフトの点検は年次点検(年1回)・月例点検(月1回)・始業前点検(毎日)の3つの点検があり、これは労働安全衛生法によって定められておりますその中でも本日は、「始業前点検」についてご説明いたします。
始業前点検とは、フォークリフトを扱う上でその日の作業前に必ず行わなければならない点検のことです!
この点検を行うのに特別な資格等は必要無く、誰でも点検できます。
皆さまはフォークリフトの始業前点検きちんとできていますか?
「今まで始業前点検をしていない」「そんなの知らなかった」と言う方のために、フォークリフトにおける始業前点検の点検項目の中からワンポイントアドバイスです。
エンジン始動前のチェックポイント
1 フォーク(ツメ)・アタッチメントの取り付けは正常で、損傷はないか
2 タイヤの取り付けボルト、ナットの緩みはないか
3 作動油・ブレーキオイル・エンジンオイルの量は適量か、汚れはないか
4 エンジン冷却水・バッテリー液の量は適量か、汚れはないか
ワンポイント!!
油脂類・冷却水・バッテリー液などの「量」に特に注意しましょう!
突然減っている場合はホースやシリンダーからの漏れ、エンジン内部への漏れが予想されます。
エンジン始動状態でのチェックポイント
5 ハンドル、ペダル、レバーの遊びは正常か
6 エンジン始動後の排気の色は正常か
7 各ランプ点灯及び計器類の動作は正常か、損傷はないか
8 ホーン、バックブザーの鳴り具合は正常か
9 チェーンの張りは左右均等か、損傷及びサビ付きはないか
10 マスト上下、前後傾(リーチの作動)は正常か、損傷はないか
11 アタッチメントの動作は正常か
ワンポイント!!
この始動後のチェックでは計器類や警告装置類、荷の上げ下げに重要なマスト周りの動作が正常か点検しましょう!!
異音やちょっとした違和感は意外にも正確な時があります。音や引っ掛かりを見逃さないよう状態を一つずつ丁寧に点検しましょう。
徐行運転でのチェックポイント
12 ブレーキの踏み代、効きは正常か
13 クラッチペダルの遊びと切れは正常か
14 駐車ブレーキ効きは正常か
15 異音、異常振動は出ていないか
ワンポイント!!
始業前点検も終わりに近づいてくると気が抜けやすくなります。
これらの項目の不具合は大きな故障につながりかねないものばかりです。
最後まで丁寧に点検を行いましょう。
最後に
点検に対するワンポイント!!
始業前点検をきちんと行わないと小さな故障が大きな故障となってしまい、丸一日フォークリフトが使えなくなってしまったり、多額の修理費が……(ーー;)なんてことになりかねません。
始業前点検を行うことにより小さな故障を早期に発見し修理することにより大きな故障を未然に防ぎ修理費用もおさえることができます!
「自分で点検するのは不安だなぁ」と思われた方、また年に一度の年次点検はお気軽にピーシーエスへご相談ください!
フォークリフトのプロ集団、ピーシーエスがしっかりと点検を行わせていただきます!