あなたのバッテリープラグは抜けかかっていませんか?

本日のブログは、先日おこなった修理事例をご紹介したいと思います。
車両は、ニチユ製 1.5トン リーチフォークリフトです。

お客様から「フォークリフトから何かが焦げたような臭いがして、動かなくなってしまった!」と連絡が入り、現場へ急行しました。
フォークリフトを確認してみると、
バッテリーと車両とを繋いでいるコード(太い配線)のプラグが溶けているではありませんか!!
forklift-battery-plug01

端子も溶けています。。
これじゃまともに通電しませんね、動かないわけです(-_-;)

バッテリープラグをよ~く見ると、中途半端に抜けかかった状態で使用していた痕跡があります。
接触の悪い状態で使用していたためバッテリープラグが熱をもってしまい、次第に溶けてしまったものと思われます。

おそらくこのような状態になっていた
       ↓
forklift-battery-plug02

バッテリープラグから発火する可能性もあり、最悪の場合はバッテリー充電時に発生する水素ガスに引火して爆発!!!
なんてことも有り得るので、今回は大事に至らなくて本当に良かったです!

バッテリー式フォークリフトは、このようなバッテリープラグレバーを押し込むことで、
バッテリープラグが外れ、バッテリーの電源が遮断されます。
forklift-battery-plug-lever
バッテリープラグレバーは、緊急事態が起こった時に操作することで即座に電源をカットすることができるという安全装置のひとつです。

今回の故障は、このバッテリープラグレバーを誤って押し込んでしまったため、バッテリープラグが中途半端に外れてしまい、通電はするが抵抗になっている状態となり、フォークリフトを使用している間にバッテリープラグが熱をもち次第に溶けてしまったものと思われます。
今回の修理は、バッテリープラグを新品と交換して完了です!!
バッテリープラグ以外に問題はなく、大きな修理に発展しなくて良かったですね(^o^)

バッテリー電源緊急カット用のレバーやボタンは、フォークリフトメーカーや車種により位置が異なりますが、いずれも運転席から操作できる位置にあり、緊急事態が起きた場合にすぐに操作できるようになっています。
forklift-battery-emergency-lever誤って操作しやすい位置であるとも言えますので、なにかの拍子に触ってしまわないように注意してください!

バッテリープラグが抜けかかっていないか??
始業前点検時など定期的に確認してくださいね!
事前にフォークリフトの故障を防ぐことができると思いますよ!

バッテリープラグが抜けかかった状態を発見したら、まずはピーシーエスにお問合せください!
端子や配線が焼けたり溶けている可能性が高いので、きちんと点検させていただきます!

お問い合わせはお気軽に!0120-41-4983

ピーシーエス株式会社 仙台営業所 峯岸洋文 本日のブログは、
神奈川営業所サービスの佐藤がお届けしましたp(^-^)q