フォークリフトの特定自主検査は実施していますか?
みなさまフォークリフトの特定自主検査をご存知ですか?
車両系荷役運搬機械に分類されるフォークリフトには
労働安全衛生法により定期自主検査が義務づけられています。
もし特定自主検査を実施していない場合は
50万円以下の罰金に処するなどの罰則が適用されてしまいます。
そんなことにならないためにキチンと特定自主検査を実施しなければなりませんね。
普段私は埼玉営業所の出張サービス班として特定自主検査や修理などを行っており
さまざまな車両に触れる機会があるのですが、
以前に特定自主検査を実施した車両について書かせていただきます。
今回特定自主検査を実施したこちらのフォークリフトですが、
使用頻度は少なく見た目もきれいですが購入されてから一度も
特定自主検査や定期点検を実施されていないとのことで今回特定自主検査のご依頼をいただきました。
ブレーキの利きが良くないとお客様からのご報告があり、
まずはタイヤを外してブレーキ内部の確認です。
長年に渡って溜まったブレーキシューのカスや埃がいっぱいですね。
ブレーキ内部の消耗品の確認や清掃を実施し、続いて反対側の確認に移ります。
反対側のブレーキを開けてみたところ、思わず声が出てしまいました。
内部が劣化したグリスまみれになっており、これではブレーキをかけてもグリスで滑ってしまい
ブレーキが効かないというのも納得です。
本来であればブレーキ内部にグリスが入ってしまうということは無いのですが
ハブシールの経年劣化によりハブ内部のグリスがブレーキ内部に進入してしまったようです。
すぐにお客様へご報告し、修理の必要性をご説明させていただきました。
続けて残りの項目も点検をし、いくつかの消耗品も交換の必要がありましたので
後日、修理見積もりを提出し修理をさせていただきました。
今回の症状は定期的な特定自主検査を実施して頂いていればここまで症状が悪化する前に
発見できていたものだと思います。
もしこのまま使用してブレーキが完全に効かなくなり
人や物に追突していたら大変なことになっていたと思います。
そういった事故を未然に防ぐためにもフォークリフトには特定自主検査が必要なのです。
偶然このブログをご覧になった方でフォークリフトをお持ちの方、
特定自主検査を実施されていない方がいらっしゃいましたら
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本日のブログは昨年、ピーシーエスのサービスマンの中で一番多く特定自主検査を実施した
埼玉営業所の出張サービスマンの、特自王渡邊がお届けいたしました。