長期不稼働リスト

今日は宣伝じゃなくて、ちょっと気をつけていることのご紹介。

われわれ機械レンタル会社にとって、とても大事なことの一つに、
レンタル資産を「死に資産」にしないことがあります。

レンタル会社の「死に資産」とは、
・修理に手が掛かるので放置された資産
・お客様から不人気で稼動していない資産
・時代遅れでもはや必要とされない資産
・特殊すぎて稼動しない資産
・出庫資産を選ぶ担当者から何となく選ばれにくい資産
・取り出しにくい位置に保管されている資産
・滅失や全損しているのにレンタル資産として残っている資産
などなど色んな原因があります。

「死に資産」はたいていヤードの隅や倉庫の奥の方に眠っています。
「死に資産」は1円もレンタル料を稼ぎませんので、
まさに何百万、何千万、場合によっては何億ものお金が、
ヤードや倉庫の片隅に眠っているのと同じことになります。

悪いことに、ヤードや倉庫にお金を眠らせておいても金利がつかないどころか、
もしそれらの資産を借入金で購入している場合は、「死に資産」に金利を払っていることになります。

また、機械は使わずに置いておくと通常の経年劣化以上に損耗しますので、
その機械の価値自体が急速に失われていくことになります。

この「死に資産」を発生させないためにレンタル会社では頻繁に棚卸しを実施します。
ただし、帳簿上の資産が実際に存在するかどうかを確認するだけの棚卸しでは
「死に資産」を発見することはできません。

当社では、通常の棚卸しとは別に、システムから出てくる
「長期不稼働一覧表」に掲載された不稼働機がなぜ長期に亘って稼働していないのかについて
個別に調査し、その原因を取り除く作業をしています。

これを定期的に実施し、個別に対策を打てば「死に資産」はなくなるはず。
「死に資産」にかけていたお金を、お客様へのサービス向上に有効活用することができるのです。