フォークリフトの燃料タンクが錆びてしまっている!

フォークリフトをお使いのみなさま、
最近フォークリフトのエンジンの回転数が上がらない、
動きが鈍い、アイドリングが低いなあ・・・

そんな症状があったりしてお困りではありませんか?

それはフォークリフトの「燃料タンク」の中に汚れや錆などが混入していて、
燃料ストレーナや燃料フィルターにも詰まってしまい、
エンジンに十分な燃料を供給できていない事などが原因かもしれません。

そこで本日のブログは、
フォークリフトの燃料タンク内に水が混入してしまい、
錆が発生してしまった車両について、
燃料タンクの中身と錆の取り方を紹介したいと思います。

と、その前に、燃料しか入ってないフォークリフトの燃料タンクの中に
どうして汚れや錆などが発生してしまうのか説明したいと思います。

【汚れ】
フォークリフトの燃料タンク内が汚れてしまう原因は、
屋外にて燃料を入れて保管してあるポリタンク内に雨水とホコリが混入し
それをフォークリフトに給油してしまい、燃料タンク内が汚れてしまいます。

【錆】
フォークリフトの燃料タンクの錆はほとんどの場合、
フォークリフトの燃料タンク内に混入してしまった水が原因です。
水は軽油やガソリンよりも重いため燃料タンクの底に溜まり、
金属製の燃料タンク内部に錆びを発生させてしまいます。
フォークリフトの燃料タンク内の空気が結露して
発生した水や燃料の給油口のパッキンの劣化で水が混入してしまう。
などなど原因が色々あります。

普段ほとんど目にすることがなく、開ける事もない
地味な部分ではありますがフォークリフトや燃料を使用して動く全ての機械に装着されており
「エンジンのご飯]と言える重要な燃料を溜めて送ったりする部分です。

それではフォークリフトの燃料タンクを開けてみましょう!

フォークリフトの燃料タンクはバッテリーを乗せるステーの下にあります。
六本のボルトを緩め、二本の燃料ホースを抜き、
パッキンを取り、(パッキンは新品のものに交換します)燃料ストレーナーを外します。

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こちらのフォークリフトは一度もタンクの中身を開けたことが無いため、
かなりタンクの底に汚れや錆の塊があると思います。
でわでわ早速あけてみたいとおもいます・・・

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やはり思った通りでタンクの底にかなり錆や汚れが溜まってますね・・・
ストレーナーに付いているフィルターの方も目詰りを起こしそうな状態になっておりますね・・・
そして燃料(軽油)を全て抜き取ってみました!

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かなり見やすくなりましたね!
それでは本題の錆を取り除きたいと思います。

今回のフォークリフトの錆はかなり頑固そうですね!
綺麗になって下さいね❤。。お願いします! とおねがいしつつ、
こちらの魔法の液体「錆取り剤」を入れたいとおもいます。

この錆取り剤を全てタンクの中に入れた後、
ウエスなどで蓋をし今回はなかなか頑固な汚れとなっているので、一晩寝かせます。

「放置する時間は汚れ具合で違います。」

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そして先程の燃料ストレーナをパーツクリーナーやエアブローなどで汚れを落として
少し時間が掛りましたが綺麗にしてみました。

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そして、翌日、(おはようございます!)ちゃんとタンクの底に溜まった
錆や汚れなどが落ちているか少し緊張しながら
タンクの錆取り剤をタンク下のドレンボルトから抜き、
タンク内に腕が入らないので鉄の棒にウエスを撒いて、タンクの底を少しこすりました。

それでは洗浄した燃料タンクをご覧ください。

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自分でもびっくりするぐらい綺麗になりましたね!
今回はまだ優しいほうの汚れでしたのでスムーズにお掃除が出来ました!
本当に酷い時は錆取り剤を2、3本使用しないと
錆などが全く取れないタンクなどががありましたので、少し緊張していました。(笑)

いかがでしょうか?

この様にして燃料タンク内部に溜まった錆や汚れなどを取り除いていきます。
なかなか時間のかかる大変な作業になりますので、
フォークリフトをしばらく使用しない時などは、燃料タンク内に錆などが発生しない様に
なるべく燃料を満タンにしておくと良いでしょう。

フォークリフトのエンジンのアイドリングが低い、
アクセルペダルを踏んでもパワーが出ないなど、調子がおかしい等ありましたら
まずは燃料系統を掃除してフォークリフトをリフレッシュさせてみましょう!
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それでは本日のブログは本社営業所サービス一課、
20万のロードバイク用のホイールを買うか迷ってる志垣がお届けしました。