なんでバッテリーフォークリフトが動かないの!?
フォークリフトをお使いの皆さん、バッテリーフォークリフトが「使おうと思ったのに、動かなくなってしまって困っている!」そんな経験はございませんか?
バッテリー車には、緊急停止ボタンが装着されており、誤って押されてしまうと、さっきまでは何事もなく使えていたフォークリフトが、電源が入らず動かなくなってしまいます。
今回は、急に動かなくなってしまった際に、まずご確認いただきたいことを順を追ってご紹介いたします。
【まず動かなくなってしまったときに確認いただきたい事】
1,バッテリー残量はあるか?
バッテリー残量を確認してください。また、電動フォークリフトには充電コードを挿しただけでは充電が開始されませんのでご注意ください。
バッテリーの残量があるかどうかは、
- メーターパネルは表示するか
- ヘッドライト、ブレーキランプなどは点灯するか
で確認することができます。
2,シフトレバーはニュートラルになっているか?
シフトレバーがニュートラルになっていない場合は一度ニュートラルに戻してください。
型式や年式等によりシフトポジションが異なる場合がありますので今一度ご確認ください。
3,座席に正しく座っているか?
座席には安全のために着座センサーが備わっている場合があります。一度正しい位置に座り直し、始動を試みてください。
上記3点を確認いただいた後、どれにも当てはまらない場合は、「緊急停止ボタン」がおされていないか確認してください。
【フォークリフトの緊急停止装置 – バッテリー式リーチ車】
フォークリフトには作業に緊急事態が発生した場合に、非常停止を行うための装置が備わっています。こちらの装置は、緊急停止レバーもしくはボタンを操作することで作動させることができます。
緊急停止レバー/ボタンはとっさに作動させることができるように運転席から手の届きやすい場所に設置されています。バッテリー式リーチ車の場合、ダッシュボード周辺に赤いボタンで設置されていることが多いです。
フォークリフトの乗り降りの際や荷物などを置いた際などに気付かずに緊急停止ボタンを押してしまうことがあります。ある日突然フォークリフトが動かなくなってしまったら、まずは緊急停止装置が作動していないかをご確認ください。
緊急停止装置の作動方法
- 運転席周辺にある緊急停止レバーを引く、もしくはボタンを押す。
緊急停止装置作動後の復旧方法(バッテリー式リーチ車)
- フォークリフトの電源をオフにする。
- 側面にある緊急プラグ窓を開け、プラグを正しく接続する。
- 緊急プラグ窓を閉じ、電源をオンにする。
【フォークリフトの緊急停止装置 – バッテリー式カウンター車】
リーチ車両同様に、緊急停止レバー/ボタンはとっさに作動させることができるように運転席から手の届きやすい場所に設置されています。バッテリー式カウンター車の場合、運転席周辺もしくはダッシュボード周辺に赤いレバーもしくはボタンで設置されていることが多いです。
フォークリフトの乗り降りの際などに気付かずに緊急停止ボタンを押してしまうことがあります。こちらも突然フォークリフトが動かなくなってしまったら、まずは緊急停止装置が作動していないかをご確認ください。
緊急停止装置の作動方法
1.運転席周辺もしくはダッシュボード周辺にある緊急停止レバーを引く、もしくはボタンを押す。
緊急停止装置作動後の復旧方法(バッテリー式カウンター車)
- フォークリフトの電源をオフにする。
- 運転席周辺レバーの場合バッテリーフードを開け、プラグを正しく接続する。ダッシュボード周辺ボタンの場合、ボタンを引き上げる。
- 運転席周辺レバーの場合はバッテリーフードを閉め、電源をオンにする。
【原因が緊急停止ボタンではなかった場合】
今度こそ、バッテリーの故障の可能性がございます。下記内容を確認いただき、熟練サービスマンが数多く在籍している弊社にお問合せください!
バッテリーフォークリフトには下記の図のように、大きなバッテリーが搭載されています。
そこに
- バッテリーの電池型式
- バッテリーの電圧
- バッテリーの容量時間
- 搭載バッテリーのメーカー名
バッテリー本体で確認が必要なのはこの4点ですがこの4点に加え
- フォークリフトのメーカー名
- フォークリフトの型式
- フォークリフトのフレームNo.
こちらの3点も合わせてご連絡いただくことで、スムーズにお問い合わせ内容を確認することができます。
【まとめ】
このように、急に動かなくなった場合には今回のポイントを思い出していただければと思います。
それでも解決しない場合にはピーシーエスにお問い合わせください!たくさんのフォークリフトのお問い合わせをお待ちしております。