電動のフォークリフトを購入する際に気をつけること
本日は、特に中古の電動フォークリフトを購入する際に気をつけることをご紹介いたします。
2008年の国内フォークリフト生産台数は約174,000台。
リーマンショックが起きた翌年の2009年頃から国内のフォークリフト生産量が
年間10万台~11.5万台に落ち着いてきました。このころから
エンジン式フォークリフトの生産が減少し、電動(バッテリー)フォークリフトが増えてきました。
2008年に電動式:エンジン式の生産台数比率が33%:67%だったものが、
2015年には電動式:エンジン式の比率は45%:55%までに近づいており、
今後は環境にやさしく、夜間の電気代を利用するとガソリンや軽油より燃料代が安く済む
電動フォークリフトの需要がますます伸びてくると予測されます。
また、食品などを扱う倉庫などでは電動フォークリフトが欠かせません。
同時に中古フォークリフト市場も倉庫内や工場内で使用する場合は、
電動フォークリフトの需要が高まっています。
しかしながら、中古の電動フォ―クリフトを購入するときは、
バッテリーの状態にもっとも気をつけなければなりません。
では、中古の電動フォークリフトの場合、
バッテリーの状態をどうやって判断すればいいのでしょうか?
電動フォークリフトのバッテリーが劣化していると以下のような状態になります。
①稼働時間の減少
②バッテリーゲージの減少が早くなる
③パワーがなくなった
④バッテリーが熱くなっている
⑤バッテリー液が早くなくなる
⑥充電時に変なにおいがする
などです。
しかし中古の電動フォークリフトを購入するときには、上記のような状態がわからないので厄介です。
そこで私たちフォークリフトのプロがどのようにしてバッテリーの状態を見ているかを紹介します。
①年式
※高年式のほうがより安心です。
②アワーメーター
※これも少ないほうが安心です。
③比重値
※満充電後の比重値の正常な値は1.28です。
※各セルのばらつきにも注意します。
④電圧
※48Vの電動フォークリフトの場合、24個の各セルの電圧が目安として2.12V前後であることと、
総電圧が50V前後であることを確認します。
※各セルの電圧のばらつきにも注意します。
⑤外観のチェック
※バッテリー上部に白い粉がついていたり、バッテリー本体に損傷やふくらみがないかを確認します。
ピーシーエスでは、これらのことを特定自主検査員資格をもつプロのサービスマンが確認し、
劣化しているものについては新品バッテリーを搭載した料金設定で販売しています。
結論としてはフォークリフトの整備士がいて、信頼できる業者から購入することが、
その後のメンテナンスも考えると一番安価で安心の購入方法だといえます。
中古の電動フォークリフトをお探しの時には、ぜひピーシーエスにお問合せください!
本日のブログは、本社営業所の寺窪がおとどけいたしました。