バッテリー液は補充していますか?

バッテリーフォークリフトをお使いのみなさま、こんにちは!

バッテリーフォークリフトを使用していると気になるのは、バッテリーの寿命ではないでしょうか?
「できるだけ長く使いたい!」と思っている方も多いはず。そのためには、バッテリーのメンテナンスが必要不可欠です。

フォークリフトのバッテリーは充電と放電を繰り返す回数と放電時間によって寿命が決まりますが、バッテリーの寿命は日ごろのメンテナンスにより変化するのをご存知でしょうか。
バッテリーの寿命を延ばすための最も基本的なメンテナンスは、バッテリー液の定期的な補充です。

今回はバッテリーフォークリフトのバッテリー液の補充手順をご紹介します。

バッテリー液補充手順

(トヨタ製カウンター式フォークリフト)

① フードレバーを引く

ハンドル左横のレバーを下に押すとハンドルが持ち上がり、さらにレバーを強く押すとバッテリーフードが開きます。
hood-release-lever

② バッテリーフードを開ける

バッテリーフードをストッパーが「カチッ」というまで開く。
※ストッパーが効いていないとフードが落ちてきて危険です。
opening-battery-hood

③ バッテリーフードを固定する

足元の蓋を開けてストッパーを立てる。
hood-support-strut

④ バッテリー液を補充する

フロートの白いラインが見えるまでバッテリー液を補充します。
※フロートが引っかかって上がってこない場合があります気を付けて入れてください。
battery-float

注意事項

  • バッテリー液とは、精製水のことを言います。決して水道水を入れないでください。水道水の成分の中には、不純物が入っていますのでバッテリーの極板の腐食を早めバッテリー寿命の短命化につながります。
  • バッテリー液を入れすぎないでください。入れすぎると充電時に吹きこぼれることがあります。また比重が低下し性能が低下する可能性があります。
  • バッテリーの中には希硫酸が入っています。もし皮膚に付着した場合は大量の水で洗い流してください。
  • バッテリー上面はキレイに乾燥させた状態を保ってください。バッテリー上面が汚れや濡れた状態だと漏電の可能性があり、フォークリフト本体にも影響が出ることがあります。
  • バッテリー充電時には換気の良い所でバッテリーフードを開けて行ってください。充電時にはバッテリーから可燃性のガスが出ます。火気は絶対に近づけないでください。

以上がバッテリー液補充手順になります。
フォークリフトを長く安全にお使いになるは、日頃の管理や定期的な整備が大切になります。
お使いのフォークリフトのバッテリーのメンテナンスをあまり行っていない方は、ぜひピー・シー・エスの月次点検年次点検をご用命ください。
バッテリーの点検だけではなく、お客様の使用状況に合わせて、長く安心してご使用いただけるよう車体を診断させていただきます。
お気軽にピー・シー・エスまでお問い合わせください。