フォークリフトのマフラーに穴開いてませんか?
フォークリフトをお使いの皆様、フォークリフトの調子はいかかでしょうか?
今回はフォークリフトの異音に関するブログの第3弾『マフラー』編です。
今回なぜブログの内容にマフラーを選んだかといいますと、
弊社では中古フォークリフトの買い取り、販売を行っており
買い取ったフォークリフトのマフラーから出る音がいつもと違って
大きいことが多いな〜と思ったからです。
マフラーから異音がする原因として
①錆が原因の腐食
②振動による破損
③異物が当たり破損
上記の3点が考えられます。
そこで原因を探るため車体を調べてみると、一番多かったのがマフラーの消音器の亀裂や穴開きでした。
マフラーの「消音器」とは、フォークリフトの後部にあるカウンターウエイトと
ラジエターのあいだに装着されている筒型の部品で
「サイレンサー」や「タイコ」とも呼ばれますが、ここでは「マフラー」に統一します。
ではなぜマフラーに亀裂や穴開きが発生してしまうのでしょうか?
何台ものフォークリフトを見てきたなかで多かったのが、
マフラーの錆による腐食が原因で穴が開いてしまうことです。
新車で購入した時はきれいな銀色をしていますが、屋外で使用していて雨に濡れたり、
塩害や洗車を繰り返すことで少しずつ錆が進行していきます。
マフラーはフォークリフトに装着されているカウンターウエイトの開口部と、
リヤのタイヤハウスから見ることができるので、定期的な確認をおすすめします。
でも、あれ?マフラーの外側は錆びていないけど、
マフラーに穴が開いてしまい爆音になったじゃないか!とお怒りの方もいらっしゃると思います。
そうなんです。実際にそういう現象が起こるんです。それはなぜか??
それはエンジンを燃焼させると二酸化炭素などのガスと水分が発生し、
水分がマフラー内にたまってしまうことで起こります。
水分は通常、排気ガスとともに外へ排出されますが、フォークリフトの稼働が少ない場合や、
寒い地域では排気管内の温度がより下がり気味になり
水分がマフラー内にたまり続け、マフラー内部が腐食して穴が開いてしまうのです。
ほかにも振動によってパイプ部分に亀裂が入ったことによる排気漏れの発生、
パイプの脱落も異音の原因となります。
フォークリフトのマフラーの不具合は、異音が発生して近隣に迷惑をかける、
毎日フォークリフトを使うオペレーターさんのストレスがたまるなど
良いことはありません。
もし、フォークリフトのマフラーの不具合でお困りのことがあれば
ぜひピーシーエスへお気軽にお電話ください!
熟練のサービスマンが親切丁寧に対応いたします!!