バッテリーフォークリフトの充電不良の事例と対処法
皆さん、こんにちは楽しいゴールデンウイークも終えてしまいましたが、
ココロもカラダもリフレッシュしてしっかりと充電することはできましたか?
5月病なんてことばがありますが、
これはある意味人間にとっての充電不良なのかもしれませんね・・・(^_^;)
それはさておき、今回は私たちのココロやカラダではなく、
バッテリーフォークリフトの充電不良でよくある修理事例をいくつかご紹介したいと思います。
●修理事例① 充電コードの断線修理
<症状>
このような場合は充電コード(4芯)の4本中の1本が断線してしまい、
充電は作動するがバッテリーがちゃんと充電されないなどの症状となります。
今回は、月例点検時に
・充電作動音確認(ブ~ン)という音が小さかった
・充電コード目視点検時に充電プラグに焼損を確認した
があったために、発覚した修理事例となります。
この修理事例は、バッテリーフォークリフトの充電不良の修理の中でも最も多い修理事例となります。
<原因>
充電プラグを引き抜く際に、
充電プラグ本体を握らずにコードを握って引っ張ることで断線を引きおこすケースが多いようです。
<対処法>
充電プラグを抜く際は、必ず充電プラグ本体を握って引き抜くことで断線を防ぐことができます。
今回の場合は、充電プラグも焼損しているため、充電プラグの交換修理となります。
●修理事例② 充電タイマーの点検ランプ点灯修理
<症状>
充電タイマーの点検ランプが点灯しっぱなしになり充電が作動しないなどの症状となります。
<原因>
多くの原因は充電中に停止ボタンを押さずに充電プラグを抜いてしまうことや
充電中になんらかの原因で建屋のブレーカーが落ちてしまったなどです。
<対処法>
バッテリーのプラグを抜いて数十秒たってから、バッテリープラグを差し直す
(充電タイマーがリセットされて点検ランプが消灯します)
充電が正常に作動すれば、復旧修理完了となります。
※点検ランプが消えない場合や、頻繁に点灯する場合は、
他の原因が考えられるため専門業者への修理依頼が必要となります。
●修理事例③ 充電タイマー基板不良修理
<症状>
充電プラグを差した時点で充電が作動してしまう
メーカー:ニチユ
型式:FBRW15-75-400M
<原因>
なんらかの原因でタイマー基板が不良となった(浸水、断線、接触不良、経年劣化など)
今回の場合は、はっきりとした原因は不明でした。
<対処法>
充電タイマー基板交換修理
この機種の場合、EPSコントローラー内にタイマー基板が内臓されているため、
EPSコントローラーASSY交換となります。
このように、バッテリーフォークリフトの充電不良は、さまざまな原因から修理が発生いたします。
フォークリフトの専門業者であるピーシーエスでは、
専門的な知識や技術が必要となるバッテリーフォークリフトの修理も、もちろん可能となりますので、
いつでもお気軽にお問合せ下さい。
本日のブログは、神奈川営業所サービス出張班の岡田がお届けいたしました。