フォークリフトのファンベルトによる不具合
皆さんのエンジン式フォークリフトの調子はどうでしょうか?
人間の体も病気に気が付かないうちに進行して取り返しのつかない状態になるように、
エンジン式フォークリフトにも同じことが起こる恐れがあります。
それは、エンジン式フォークリフトについているファンベルトです。
ファンベルトにこんな症状は見られませんか?
① ファンベルトの摩耗
② ファンベルトの破断
③ ファンベルトの亀裂
上記のような症状が出てしまうと、フォークリフトのエンジンに様々な不具合が出る恐れがあります。
(エンジンを掛けて冷えている時にキュルキュルと音が出ていると症状が出ているかも知れません)
(メータパネル内にあるバッテリーインジゲーターランプが点灯する)
フォークリフトのファンベルトはエンジンのクランクプーリーとオルタネーター、
ウォーターポンプにかかっていて、エンジンの動力によりこれらを駆動させています。
ファンベルトが摩耗するとエンジンの動力がうまく伝わらず、
オルタネーターやウォーターポンプが機能しなくなってしまいます。
オルタネーターが機能しないとバッテリーの充電ができなくなってしまいます。
バッテリーの性能が低下してきたのかと思い、新品のバッテリーに交換をしても
バッテリーに充電ができないので、またすぐに電気を消耗して
バッテリーは使い物にならなくなってしまいます。
また、ウォーターポンプが機能しないと冷却水の循環ができずエンジン内部の冷却水温度が上がり
エンジンがオーバーヒートしてしまうかもしれません (@_@;)
ファンベルトの消耗に気付かないまま、長い間ファンベルトを交換をしていないと、
突然ファンベルトが切れてしまうこともあります。
ファンベルトはエンジンの動力により高回転で回っていますので、ファンベルトが切れると
ラジエターホース・ラジエターファン・ファンシュラウド・配線などの近くにある部品まで
ムチで叩かれたかのように壊す恐れのある怖い部品です。\(◎o◎)/!
こんなに細いファンベルトですが、エンジン式フォークリフトでは
充電やエンジンの冷却といったとても重要な仕事をしています。
フォークリフトを定期的に点検して、突然の不具合が起きないようにしていきましょう。
フォークリフトのことで少しでもわからない事があれば
フォークリフトのプロフェッショナル、ピーシーエスまでご連絡ください。
本日のブログは、フォークリフト大好き❤本社出張班サービスの高村がお届けしました。